森高千里さんの『渡良瀬橋』で歌われる
「八雲神社」は、いったい、どこにあるの ?
地図を見ると渡良瀬橋の周りには、八雲神社が
複数あって、迷っちゃいますよね。
そこで、当ブログでは、そんな皆さんの
疑問にお答えしながら、足利市内の神社を
いくつか御紹介しますね。
最初に、結論をお話させていただきたいので、
足利市緑町の「八雲神社」から御案内します。
* 引用文につきましては、特に断り書がない場合は、
一般に公開されている各神社の由緒や、
パンフレット等を基に、筆者が引用・編集したものです。
この記事の目次
【① 八雲神社】足利市緑町

緑町にある神社が、足利市観光協会によって、
『渡良瀬橋』の歌詞の「八雲神社」として、
暫定的に公式とされています。
(八雲神社の前宮司さんは、高等学校の教諭でもあり、
筆者の指導教官でした)
そうは言っても、やさしい森高千里さんは、
市内の複数の八雲神社にも、お詣りくださっているんです。
足利市民にとって、うれしいかぎりですね。
< 八雲神社 足利市緑町 基本情報 >
正式名称 | 足利総鎮守 總社 八雲神社 (やぐもじんじゃ) |
---|---|
合祀 | 火具土命(かぐつちのみこと) |
主祭神 | 素盞鳴男命(すさのうのみこと) |
配祀 | 大雷神(おおいかずちのかみ) 市杵島姫命(いちきしまのみこと) |
所在地 | 〒326-0816 足利市緑町1丁目3776番地 |
電話 | 社務所 :0284-21-8801 (Fax):0284-21-8802 授与所 :0284-64-8864(奉賛会事務 (Fax) :0284-21-8802 局) |
参観・開館時間 | 授与所での御朱印等の対応は 9:00~16:00 |
料金 | 初穂料:500円 |
アクセス | JR両毛線 足利駅:車5分 徒歩30分 東武 足利市駅:車4分 徒歩25分 北関東自動車道 足利IC:約15分 北関東自動車道 太田桐生IC:約12分 |
駐車場 | 無料 |
特記事項 | 基本的に御朱印は、毎日対応可。 授与所が時間外で留守の場合でも、 社務所にお声がけの上、対応できる 場合もあります。 |
* 合祀(ごうし):複数の神社の祭神を一つの神社に
まとめること。
* 配祀(はいし):主祭神のほかに他の神を祭ること。
<足利總鎮守 總社 八雲神社>

本殿は、この奥にあります。

八雲神社は、およそ1100年程前(平安時代)の
建立とされています。2012年12月に火災で焼失。再建には、三重県の伊勢神宮の式年遷宮に伴い、
解体された社殿を譲り受け、移築されました。伊勢神宮の社の中で、譲り受けたのは、
「月讀荒御霊宮」です。由緒書 より 抜粋
<森高千里さんが植樹された藤>

2013年3月、足利ライブコンサートの前日、
足利フラワーパークの藤の苗木を足利学校と
八雲神社に植樹されました。



筆者の恩師だった前宮司さんが、
自らデッサンした「渡良瀬橋」です。

八雲神社の詳細は、
『渡良瀬橋』の歌と5つの「八雲神社」巡り
を御覧ください。
【② 八雲神社】足利市通五丁目

< 八雲神社 足利市通5丁目 基本情報 >
正式名称 | 八幡神社 通5丁目 下社 (やくもじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 奇稲田姫命(くしなだひめのみこと) |
配祀 | 素戔嗚男命(すさのうのみこと) |
末社 | 稲荷神社 |
所在地 | 〒326-0814 足利市通り5丁目2816番地 |
電話 | 0284-71-8203 |
アクセス | JR両毛線 足利駅:徒歩9分 東武 足利市駅:徒歩19分 |
駐車場 | 神社右側:織姫観光駐車場 |
特記事項 | 緑町 八雲神社 上社 通5丁目 八雲神社 下社 |
通5丁目 八雲神社の社殿
通5丁目 八雲神社は、足利市通の旧郷社。天王様とも。
主祭神:櫛稲田姫命
配神:素戔嗚男尊命
社格:旧郷社
由緒書によると、
貞観年間(859~877)に創建されたと伝えられています。
当地の土産神となり、天王宮と称しました。
本殿 天保14年(1843)に再建
拝殿 大正4年建築
末社 稲荷神社
藤原下野守村雄が疫病を鎮めるため、
通5丁目と緑町に牛頭天王社、
現在の八雲神社を勧請しました。
<御幣合わせの神事>
古くは、緑町の八雲神社を男神を祀る牛頭天王上社、
5丁目八雲神社を女神を祀る牛頭天王下としました。
上社が素戔嗚男命、下社が妻の櫛稲田姫命を祀っています。
かつての例祭(祇園会)は、7月20~22日
(昔は、6月15日から3日間)に「御幣合わせの神事」があり、
馬の背に幣を乗せた神輿行列が出ます。
上・下の神輿が下馬橋で行き会い御幣を合わせます。

緑町の八雲神社と通5丁目八雲神社の間にある
下馬橋古趾です。
下馬橋古趾は、『渡良瀬橋』の歌に登場する「床屋と公衆電話」と、
緑町の八雲神社の間、公園通りの歩道脇にあります。
御幣合わせの神事は、両社の神様の「夫婦の契り」を意味します。
神事は、昭和31年を最後に、現在は行われていません。
かつては、足利郷66郷の総鎮守ということもあり、
神事の行列には、各郷の代表者が参列しました。
参列者は、それぞれ、太刀持ち(長刀)、神馬の口取り、
旗持ち、神輿かつぎ、鉦打ち、白丁などの役を果たしたそうです。
* 土産神:生まれた土地の神。それぞれの人が生まれた地域の
土地を守ってくださる神様。
* 白丁:下級武士の着用する狩衣(かりぎぬ)の一種。
* 狩衣:平安時代以降の公家の普段着。もともと、狩りの時に
着用した。活動的であることから普段着となったもの。


足利市重要文化財(天然記念物)
昭和57年10月18日 指定
鳥居の隣にあるイチョウです。
通5丁目の八雲神社のイチョウは、
目通り3.45m、高さ25mです。
このイチョウは、雌木で、秋の
美しい紅葉とともに、よく結実します。
渡良瀬橋の南のたもとにある女浅間神社の
鳥居の隣にあるイチョウも見事です。
【③ 厳島神社 長尾弁財天】

<厳島神社 長尾弁財天の基本情報>
正式名称 | 厳島神社 長尾弁財天 |
---|---|
主祭神 | 市杵島姫命(いちきしまのみこと) 建御雷男命(たけみかづちのみこと) |
所在地 | 〒326-0814 足利市通6丁目3177 |
電話番号 | 0284-21-9940 |
アクセス | 北関東自動車道 足利IC:15分 〃 太田桐生IC:20分 東北自動車道 佐野藤岡IC:50分 東武伊勢崎線足利市駅:タクシー 5分 JR足利駅 : 〃 5分 |
駐車場 (無料) |
織姫観光駐車場 さいこうふれあいセンター駐車場 |
特記事項 | 茶室 「物外軒」が近くにあります。 |

六丁目 長尾弁財天
六丁目弁天は、足利領主三代目の長尾景長
(ながおかげなが)が、西宮の長林寺に祀っ
たものであり、長尾七弁天の一つとされている。その後、明治元年(1968)の神仏分離令
(廃仏毀釈:はいぶつきしゃく)により、
当地に遷座し、厳島神社となった。以来、地域の守護神として、厚く敬神され、
安芸の宮島を見学して、それを模写した鳥居も
奉納された。

この地域は、水害、火災もなく、各家庭や
町内が仲良く和合して人情も厚い、弁天様の
おかげと深く信仰され、清掃もみんなで
行っている。弁天様は、水の神、芸術の神であり、
財宝利得をもたらす女神である。
お祭り 五月第二日曜日

境内の清掃は、町内で行われています。
ちょうど、神社を参拝しているときに、
町内の奉賛会の方が、境内を清掃していました。

もう一つの八雲神社が厳島神社の社殿内に、
遷座していました。
奉賛会の方のお話によると、
「八雲神社は、通り五丁目の八雲神社から
分祠されたもので、当時は通り六丁目にも
鎮座していましたが、区画整理によって、
厳島神社に遷座されることになりました」
とのお話でした。
神社の詳細は、
足利「長尾弁財天」「出世稲荷神社」「逆藤天満宮」の御案内
を御覧ください。
【④ 足利織姫神社】

< 足利織姫神社 基本情報 >
正式名称 | 足利織姫神社 (あしかがおりひめじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 天八千千姫命 天御鉾命 |
所在地 | 〒326-0817 足利市西宮町3889 |
電話 | 0284-22-0313(奉賛会) |
アクセス | JR両毛線 足利駅:徒歩25分 東武 足利市駅:徒歩25分 北関東自動車道 足利IC:15分 |
駐車場 | 織姫観光駐車場 織姫駐車場(織姫山中腹) |

1300年以上の歴史と伝統を誇る機業地の
守護神が奉られています。産業振興と縁結びの神様として親しまれています。
織姫神社は、明治12年に建てられましたが、
翌13年に火災により焼失してしまいました。その後、昭和9年に社殿再建に着手し、
当時は珍しかった鉄筋コンクリートによる建造で、
昭和12年、現在の社殿が完成しました。


織姫神社の男坂参道は、社殿(拝殿)まで、
229段の階段があります。
男坂参道の左側には、「七色の鳥居」がある
比較的なだらかな女坂参道があります。
幸せの「縁」を願いながら、「七色の鳥居」を
二人でくぐるのもいいですね。
織姫神社の詳細は、
「足利織姫神社」大切な人と行きたい!<縁結び>
レンタサイクルで「渡良瀬橋」から「織姫神社」そして
「両崖山」までのハイキングコース
を御覧ください。
【⑤ 西宮神社】

< 西宮神社 基本情報 >
正式名称 | 西宮神社 (にしのみやじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 蛭子命(ひるこのみこと) 事代主命(ことしろぬしのかみ) |
境内社 | 稲荷神社 秋葉神社 神明宮 八坂神社 山神社 |
所在地 | 〒326-0817 足利市西宮町2931 |
電話 | 0284-21-6790 |
アクセス | JR足利駅:徒歩28分 東武足利市駅:徒歩28分 東武野州山辺駅:徒歩35分 北関東自動車道 足利IC:15分 |
駐車場 | あり(無料) |
特記事項 | 足利七福神:恵比須神 <除災招福・商売繁盛> |


慶長8年(1603)徳川代官風祭太郎左衛門が、
領地繁栄のため産業の神様「摂津国西宮大神」
さまの分霊をここに祀り創建しました。毎年、11月19日~20日に行われる「恵比須講」
の祭には、開運や商売繁盛を願う人々で賑わいます。
摂津国西宮大神:西宮神社(兵庫県西宮市社家町)
全国の恵比寿神社の総本宮。
西宮大神:恵比寿大神、蛭子大神のこと。




昔、恵比須講の日は、半纏を着て行くほど
寒かったことを覚えています。
西宮神社の鳥居をくぐり、多くの人々が
列をなして、参道の石段を上り拝殿に向かいます。
西宮神社の詳細は、
足利七福神めぐり「自転車西:5時間コース」
6 【西宮神社】
を御覧ください。
【⑥ 名草 厳島神社】

< 名草 厳島神社 基本情報 >
正式名称 | 名草 厳島神社 (なぐさ いつくしまじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 市杵島姫命(いちきしまのみこと) |
所在地 | 〒326-0001 足利市名草上町4990 |
電話 | 0284-41-9977(名草公民館) |
アクセス | 北関東自動車道 足利IC:約20分 北関東自動車道 太田桐生IC:約40分 東北自動車道 佐野藤岡IC:約40分 |
駐車場 | 無料(数台あり) |
特記事項 | 足利七福神:弁財天 <技芸上達・開運招福> |

弘仁年間、弘法大師空海によって勧請されたと
伝えられ、江戸時代中期には、別当である金蔵院によって、
巨石の上に石宮、後に弁財天像が造立されました。
勧請(かんじょう):神仏の分身・分霊を他の地に
移して祭ること。
別当(べっとう):本来、律令制において本官を
持つ者が他の官司の職務全体を統括・監督する
地位に就いた時に補任される地位。
弁財天像:金蔵院弁財天堂。


巨石群にある「弁慶の手割石」です。
『鬼滅の刃』の炭治郎が割った石 ?として、
静かなブームになっています。
巨石群のある名草厳島神社の詳細は、
<聖地巡礼>「炭治郎が割った岩 ?」鬼滅の刃と栃木県足利市
を御覧ください。
【⑦ 八雲神社】大門通り

< 八雲神社 大門通り 基本情報 >
正式名称 | 八雲神社 大門通り (やぐもじんじゃ だいもんどおり) |
---|---|
主祭神 | 素戔嗚男尊(すさのうのみこと) 奇稲田姫命(くしなだひめのみこと) |
所在地 | 〒326-0001 足利市大門通2379-2 |
電話 | 0284-41-9977(名草公民館) |
アクセス | JR足利駅:徒歩8分 東武足利市駅:約12分 |
駐車場 | たかうじ君広場駐車場(無料) 太平記館観光駐車場(無料) |
八雲神社の社殿
宝永2年(1705)に創建と伝えられています。
文久3年(1863)、火災のため社殿が焼失しますが、
翌年再建されました。昭和4年(1929)、足利市通2丁目に社殿を造営し、
昭和42年(1967)、社殿は現在の大門通りに
移設されました。
社殿内には、江戸時代後期に製作されたと推定される
神輿(足利市指定文化財)があります。
普段は非公開となっているため、
拝見することはできませんでした。
【鑁阿寺周辺の神社】
【⑧ 出世稲荷大権現】(鑁阿寺境内)

< 出世稲荷大権現 基本情報 >
正式名称 | 出世稲荷大権現 (しゅっせいなりだいごんげん) |
---|---|
主祭神 | 荼枳尼天(だきにてん) |
所在地 | 〒326-0803 足利市家富町2247 |
電話 | 0284-41-2627(鑁阿寺) |
アクセス | JR足利駅:徒歩7分 東武足利市駅:徒歩10分 北関東自動車道 足利IC:約10分 |
駐車場 | たかうじ君観光駐車場(無料) 太平記館観光駐車場(無料) |
荼枳尼天:仏教の鬼神で、密教では、胎蔵界
曼荼羅(まんだら)外院にあって、大黒天に
所属する夜叉(やしゃ)神。
胎蔵界:密教で説く、大悲胎蔵生ともいい、
胎児が母胎の中で生育していく不思議な力に
たとえられて、大日如来の菩提心が、あらゆる
生育の可能性を蔵していることを示したもの。

出世稲荷大権現は、足利義兼が鑁阿寺境内に
邸稲荷として建てたものです。足利氏を支えたお稲荷様で、事業成功の
ご利益があるとされています。

鰐口(わにぐち):前面に垂れた緒(お)で
打ち鳴らす金属製仏具。鈴を平たくしたような形で、
口を大きく開けているため、鰐口といいます。
本坪鈴(ほんつぼすず):拝殿の前に吊り下げてある鈴。
いずれにしても、参拝の合図を知らせるのではなく、
鈴の清々しい音色を神様にお供えし、神様の御心を
お慰めし、参拝者の心をも清めるという真意があります。

【⑨ 逆藤天満宮】(鑁阿寺北門付近)
逆藤天満宮
< 逆藤天満宮 基本情報 >
正式名称 | 逆藤天満宮 (さかさふじてんまんぐう) |
---|---|
主祭神 | 菅原道真公 (すがわらみちざねこう) |
所在地 | 〒326-0803 足利市家富町2246 |
電話 | 0284-41-2627(鑁阿寺) |
アクセス | JR足利駅:徒歩10分 東武足利市駅:徒歩12分 北関東自動車道 足利IC:約10分 |
駐車場 | たかうじ君観光駐車場(無料) 太平記館観光駐車場(無料) |
逆藤天満宮の社
逆藤天満宮は、足利家守護として古くから
崇敬されてきました。祭神は、菅原道真公で、学問の神として
人々の厚い信仰を集めています。


鑁阿寺周辺の神社の詳細は、
足利「長尾弁財天」「出世稲荷神社」「逆藤天満宮」の御案内
を御覧ください。
【⑩ 本城厳島神社】

足利七福神 (明石弁天 美人弁天)
本城 厳島神社の社殿
寛政5年(1793)の建立で、明治維新前は、
「明石弁天祀」といわれていました。昔、この里に清い水が湧く泉があったので、
水にゆかりの深い神として、奉祀したと
伝えられています。境内にある「美人弁天」は、厳島神社の御祭神、
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の
分身です。
奉祀(ほうし):神仏・祖霊などをおまつり申しあげること。
<本城厳島神社 基本情報>
正式名称 | 本城厳島神社 (ほんじょう いつくしまじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 市杵島姫命(いちきしまのみこと) |
所在地 | 〒326-0808 足利市本城二丁目1805 |
電話 | 0284-42-0525(本城厳島神社) 0284-41-1382(美人弁天事務所) |
アクセス・その他 | JR足利駅:車5分 徒歩25分 東武足利市駅:車5分 徒歩25分 北関東自動車道 足利IC:車10分 |
(駐車場) | 10台(無料) |
特記事項 | 「六角の宮」開扉日:第1・3日曜日 足利七福神:弁財天 <技芸上達・開運招福> |
<美人証明書>

有料:100円(1枚)

「美人証明書」は、本城厳島神社「美人弁天」で
発行される「美人」を証明するお守りです。
「美人弁天」にとっての「美人」とは、
外見的な美しさではなく、全ての女性が持つ、
「女性の心のやさしさ」を守り、証明するもの、
だそうです。
(配偶者にこっそり:「安心してね!」)
本城厳島神社(明石弁天・美人弁天)の詳細は、
足利七福神めぐり「徒歩最短:3時間コース」
4 【本城厳島神社】
を御覧ください。
【⑪ 八雲神社】田中町


田中町八雲神社の創建年代等は不詳ながら、
明治維新後「村社」に列格、明治42年阿夫利神社、
天満宮を合祀しています。
<八雲神社 田中町 基本情報>
正式名称 | 八雲神社 田中町 (やぐもじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 素戔嗚男命(すさのうのみこと) |
境内摂社・末社 | 三峯神社 厳島神社 |
所在地 | 〒326-0822 足利市田中町193 |
電話 | – |
アクセス・その他 | JR足利駅:徒歩17分 東武足利市駅:徒歩7分 |
(駐車場) | なし(足利市駅周辺の有料駐車場へ) |
特記事項 | 田中児童公園と隣接 |
鳥居から臨む参道と社殿
渡良瀬橋周辺の八雲神社の詳細は、
『渡良瀬橋』の歌と5つの「八雲神社」巡り
を御覧ください。
【浅間神社】
<⑫ 男浅間神社 上の宮)


足利市には、男浅間神社と女浅間神社があります。
両社とも、平安時代の天喜2年(1054)、足利城築城に
際して創建されました。毎年山開きの6月1日に、「ペタンコまつり」が
行われます。(足利重要文化財)明治35年の渡良瀬川架橋に伴う、道路の開設と
それに続く鉄道の敷設により、両社が鎮座する
峰の間が切通され、男浅間山と女浅間山とに分かれました。
<男浅間神社 基本情報>
正式名称 | 足利富士浅間神社(男浅間神社) (あしかがふじせんげんじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 木花咲耶姫 (このはなさくやひめ) * 富士山の御祭神、浅間大神。 |
所在地 | 〒326-0822 足利市田中町230 |
電話 | 0284-71-2646 浅間神社社務所 |
アクセス・その他 | JR足利駅:徒歩約20分 東武足利市駅:徒歩約10分 東武野州山辺駅:徒歩約25分 |
(駐車場) | なし(足利市駅周辺の有料駐車場へ) |
特記事項 | ペタンコまつり:男の子は男浅間(上の宮)女の子は女浅間(下の宮) |
<ペタンコまつり>
昔、足利地方に起こった渡良瀬川の氾濫により、
疫病・飢餓で多くの子どもが苦しんでいました。そのころ、この神社が祀られている山から龍がのぼり、
子どもたちが救われたことから始まった、
という伝説があります。祭りの当日、この1年の間に生まれた赤ちゃんを連れて参拝し、
御朱印を額に押してもらい、無病・息災・開運を祈願します。

<⑬ 女浅間神社 下の宮>
女浅間神社の鳥居
女浅間神社の社殿
天喜2年(1054)、藤原秀郷候七世の孫、
藤原姓足利氏の祖、従五位の下足大夫成行公が足利城築城に際し、御分霊を勧請したと
伝えられており、古来より足利富士として
信仰されています。上の宮と下の宮の二社からなり、上を男浅間、
下を女浅間と称し、崇拝されています。
<女浅間神社 基本情報>
正式名称 | 足利富士浅間神社(女浅間神社) (あしかがふじせんげんじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 木花咲耶姫 (このはなさくやひめ) * 富士山の御祭神、浅間大神。 |
所在地 | 〒326-0822 足利市田中町240 |
電話 | 0284-71-2646 浅間神社社務所 |
アクセス・その他 | JR足利駅:徒歩約21分 東武足利市駅:徒歩約11分 東武野州山辺駅:徒歩約24分 |
(駐車場) | なし(足利市駅周辺の有料駐車場へ) |
特記事項 | ペタンコまつり:男の子は男浅間(上の宮)女の子は女浅間(下の宮) |
「初山ペタンコ祭」の受付
「初山ペタンコ祭り」
足利商工会議所「友愛会館」
<足利まちあるきミュージアム>より
(掲載承認:2021.10.07)

女浅間神社の鳥居は、渡良瀬橋の隣にあります。
夕方には、こんな夕日も見られますよ。

浅間神社の詳細は、
「渡良瀬と歌碑・浅間山(せんげんやま)」ハイキングコース
を御覧ください。
【下酷國一社八幡宮と門田稲荷神社】
<⑭ 下野國一社八幡宮>


社伝によると、天喜4年(1056)、八幡太郎野庭で
有名な源義家が、陸奥の豪族、安倍頼時父子を討伐
(前九年の役)するため当社付近の大正陣に宿営し、
戦勝を氣が似て現在地に小祠を建立し、山城の国
(現京都府)の男山八幡宮を勧請したといいます。

康平年間に凱旋した義家は神の恵みに感謝し、
公自ら兵器を奉納しました。文明8年(1476)8月、長尾景長は境内社
木伐採の禁制を出し保護を加え、その後の
元和7年(1621)11月、江戸幕府より
20石の朱印社領を許されていますが、
この時の設計図や費用明細書などが現存しています。当社は八幡太郎源義家・義国父子の手厚い信仰により
源姓足利氏代々の氏神として保護されてきました。明治4年に社格が制定され、同5年郷社、同35年には
県社に列せられました。

< 下野國一社八幡宮基本情報>
正式名称 | 下野國一社 八幡宮 |
---|---|
御祭神 | 誉田別命(応神天皇) 大帝姫命(神功皇后) 姫大神 |
所在地 | 〒326-0824 足利市八幡町387 |
電話 | 0284-71-0292 社務所受付 3~10月 9:00~16:00 11~2月 9:00~15:00 |
アクセス・その他 | JR足利駅:徒歩約30分 東武野州山辺駅:徒歩約10分 北関東自動車道 足利IC:約20分 |
駐車場 | 一般駐車場:50台(神社の東隣) 身障者用:2台(境内) 思いやり駐車場:3台(境内) 車祓い場:1台(境内) |
<⑮ 日本一の縁切り稲荷「門田稲荷神社」>
門田稲荷神社:参道の鳥居
南大通りの歩道から、門田稲荷神社の正面石鳥居と
幾重にも連なる朱色の鳥居が見えます。
門田稲荷神社は、下野國一社八幡宮の西隣に
鎮座しており、参道の途中、左手側に八坂神社があります。
<門田稲荷神社:社殿・拝殿>

門田稲荷神社は、京都の伏見稲荷・東京の榎木稲荷と
並び日本三大縁切稲荷と呼ばれております。倉稲魂神(うかのみたまのかみ)守護神として
信仰を集めておりますが、中でも昨今SNS等では
日本一の縁切り稲荷と評価されつつあります。門田稲荷神社は、下野國一社八幡宮の境内にあり、
日々、「悪縁を絶ち良縁を呼び込む」稲荷神社として、
悪縁・病気・男女間・賭け事・飲酒・タバコ等から
縁を切りたいと願う老若男女の参拝が後を絶ちません。通常は一般的な参拝で良いと思いますが、より想いを
神様にお伝えするために、門田稲荷では絵馬に願い事
を書いて奉納し縁切りお守りをお持ちになる方も多い
ようです。また、祈願内容により、宮司のご祈祷も受付して
おりますので、ご祈祷をお考えの方は社務所まで
ご相談下さい。門田稲荷神社 公式HPより
下野國一社八幡宮の詳細は、
足利「下野國一社八幡宮」と日本一の縁切り稲荷「門田稲荷神社」
を御覧ください。
< 門田稲荷神社:基本情報>
正式名称(社号) | 門田稲荷神社 (かどたいなりじんじゃ) |
---|---|
御祭神 | 倉稲魂神 (うかのみたまのかみ) |
* 以下、下野國一社八幡宮と同じです。
門田稲荷神社の詳細は、
「下野國一社八幡宮」と日本一の縁切り稲荷「門田稲荷神社」
を御覧ください。
【⑯ 赤城神社】
岩井山にある「赤城神社」の鳥居
岩井橋を渡って右折すると。
すぐ岩井山(旧:勧農山)のふもとになります。
左折すると、渡良瀬グリーンプラザがあります。
(プラザ3階は、「わたらせ 川のふれあい館 せせら」です)
赤城神社の社殿
文正元年(1466年)足利長尾氏の初代景人が
足利庄代官として、居城を構えた歴史的城跡と
記されていました。
岩井山城跡(勧農城跡)
足利旧市街の南東、
勧農山(いま岩井山)なる独立小丘の丘頂から
麓部までを占め、東西約160、
南北約200メートルに及ぶ。丘頂は平坦で本丸跡。周りを土塁で囲み、南から
東の緩斜面に、階段状に二の丸、三の丸を設け、
その北東の本丸直下に大手口をつけ、帯郭が連なる。
大手口(おおてぐち):城の正面にあたる入り口。
帯郭(ていかく):城の本丸と、二の丸、三の丸等の
間を互いに交通できるように設けた曲輪。
<赤城神社 基本情報>
正式名称 | 赤城神社 (あかぎじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 磐筒男命(いわつつおのみこと) 磐筒女命(いわつつめのみこと) |
配神 | 乳房地蔵尊(にゅうぼうじぞうそん) 菅原道真公(すがわらみちざねこう) 伊那奈岐命(いざなぎのみこと) 伊那奈美命(いざなみのみこと) |
境内社 | 金刀比羅神社(ことひらじんじゃ) |
所在地 | 〒326-0046 足利市岩井町752 |
電話 | – |
アクセス・その他 | JR足利駅:徒歩約25分 東武足利市駅:徒歩約31分 東武 東武和泉駅:徒歩約22分 |
(駐車場) | なし(足利グリーンプラザ駐車場) |
特記事項 | 岩井山城(勧農城)跡 |
<乳房地蔵尊>

岩井山の東裾に、乳房地蔵尊があります。

赤城神社と乳房地蔵尊の詳細は、
「渡良瀬橋」と「渡良瀬川」に架かる12の橋
14 渡良瀬川に架からない【岩井橋】の神社
を御覧ください。
【⑰ 伊勢神社】

伊勢神社内宮
<伊勢神社の由緒沿革について>
* 境内の御由緒書は、「途中かすれて読めない部分が
ある」との御指摘もありましたので、
以下に抜粋を示します。
当神社は、社伝によると、足利庄伊勢宮として、
皇祖天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)を
奉斎して鎮祭され、新田、足利両家の尊崇を受け、鎌倉時代には源氏、殊(こと)に足利氏、尊氏、
持氏、成氏等累代や衆生の人々が連綿と崇敬され、
足利尊氏の父貞氏の文書によれば、鑁阿寺の東南にある伊勢宮の勧請は、足利家の
武運を祈るためのものであり、先例に任せ
怠慢なきようとのしじがあり、この伊勢宮に由来するものと考えられます。それは古く平安時代の
仁平元年(1151)の創建と伝えられています。1845年に社殿を復興造営して、以来1881年、
1906年に社殿の再興を行い、1913年には足利町民が
挙って、伊勢神宮御用材の「お木曳行事」に斎行して、
御社殿などを造営しました。
奉斎(ほうさい):神仏などを慎んでまつること。
鎮祭(ちんさい):諸神をまつり、その土地を
しずめ固めるための祭儀。また、それを行うこと。
挙って(こぞって):関係者がそろって、一斉に。
お木曳行事(おきひきぎょうじ):伊勢神宮の式年遷宮で、
御用材を両宮の宮域に運搬する行事。
斎行(さいこう):お祭りや祈祷(きとう)を行うこと。
<伊勢神社 基本情報>
正式名称 | 伊勢神社 (いせじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 天照皇大神(あまてらすおおみかみ) 豊受大神(とようけおおみかみ) 月讀命(つくよみ)(つきよみ) |
所在地 | 〒326-0053 足利市伊勢町2-3-1 |
電話 | 0284-41-5347(社務所) |
拝観・開館時間 | 9:00~16:00 |
料金 | 初穂料:300円 |
アクセス | JR足利駅:車2分 東武足利市駅:車10分 北関東自動車道 足利IC:12分 |
駐車場 | 無料(15台) |
特記事項 | オリジナル御朱印帳。直書きのみお渡し可。 |
伊勢神社 御朱印

令和5年(2023)の初詣にいただいた御朱印です。
伊勢神社 外宮(豊受皇大神)


外宮には、豊受皇大神(とようけのおおかみ)が
祀られています。
伊勢神社 月讀宮(月讀命)


月讀宮(つきよみのみや)の御祭神は、
月讀命(つきよみのみこと)で、天照大御神の
弟神:月を読む神です。
月の満ち欠けは、生命の誕生に深く関わっている
ことから、子授け・安産・運(ツキ)気上昇の神と
されています。
伊勢神社の詳細は、
足利七福神めぐり「自転車東:4時間コース」
2 【伊勢神社】
を御覧ください。
【⑱ 正一位霊験稲荷社(足利学校稲荷社)】

史跡足利学校「學校門」の手前にある「正一位霊験稲荷社」です。
現在は、学問の守り神「足利学校稲荷社」としても信仰を集め、
学業成就や合格を祈願する参拝者が、全国各地から訪れています。
足利学校稲荷社は、創建500年前とも伝えられ、
日本最古の学校にある学問の守り神として霊験あらたかで、
絵馬やお守りも授与されています。
<足利学校稲荷社:基本情報>
正式名称 | 正一位霊験稲荷社 (足利学校稲荷社) |
---|---|
主祭神 | 稲倉魂命 (うかのみたまのみこと) |
祭日 | 2月初午 |
所在地 | 〒326-0813 足利市昌平町2338 |
電話・Eax | 電話:0284-41-2655 Fax:0284-41-2082 |
参観・開館時間 | 終日 |
料金 | 無料 |
アクセス | 東北自動車道佐野藤岡 IC:15分 北関東自動車道足利IC: 15分 北関東自動車道太田桐生IC: 20分 北関東自動車道佐野田沼IC: 20分 |
駐車場 (無慮) |
史跡足利学校多目的駐車場:乗用車8台 太平記館観光駐車場:乗用車40台 バス:10台 たかうじ君:乗用車35台 (内・軽自動車11台) |
特記事項 | 神社参拝のみは無料。 |
足利学校公式HP | https://www.city.ashikaga.tochigi.jp |
<足利学校稲荷社:境内>



<足利学校稲荷社:境内由緒書>
足利学校第7世庠主玉崗瑞璵(九華)は
天文23年(1554)9月、足利学校の鎮守である
稲荷大明神の社殿を再建し、八幡大菩薩を
合祀いたとあることから、創建はこれよりさかのぼる。霊験あらたかで、江戸時代には足利の町をはじめ
多くの人々の信仰をあつめた。伝えによれば、稲荷社の狐が異変を知らせてくれた
ことから、大切にされ、11月には御供小豆飯を
わらにのせ、狐穴に供えたという。
* 足利学校歴代庠主(校長)の詳細は、
渡良瀬橋ブログ「資料集」自然いっぱいコーナー!
7【足利学校】・<足利学校歴代庠主(校長)一覧>
を御覧ください。

明和7年(1770)第16世庠主千渓元泉が、
稲荷大明神を改め、正一位霊験稲荷社とした。参道左右の石灯籠は、元文2年(1737)と
明治40年(1907)、水屋の手水鉢は
天明7年(1787)に、神前にある佐野天明鋳物の
灯籠は、安政4年(1857)に寄進されたものである。

もとは遺蹟図書館付近にあったが、天神などの
諸神を合祀し、明治42年(1909)に現在地に
移された。現在は、学業成就の神として信仰されている。
令和2年3月吉日 境内由緒より

神前には、眷属の金色の狐と木製の狐が控えています。
* 眷属:神様の使者。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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m-tさん、コメントありがとうございます。 私もアンタレスの会員ですが、 ジムに…
渡良瀬橋ブログ「プロフィール」、拝見しました。孫のスイミングで、危ないので声はか…
いせやともかさんを想うあまり、 僭越な記事になってしまいました。 どうぞ、お許し…
[…] ほんとうのライブレポートは「渡瀬瀬橋ブログ」さんにお任せして…