「渡良瀬橋」のとなりの橋は、
「中橋」と「緑橋」ですね。
足利市のほぼ中央を流れる「渡良瀬川」には、
どんな橋がいくつ架かっているんでしょう。
そう思ったことはありませんか?
そこで、市内の渡良瀬川に架かる12の橋を御紹介します。
あなたも、清々しい渡良瀬川のサイクリングロードを走って、
「渡良瀬橋」の仲間たちの橋に、会いに行きましょう。
本稿で御紹介する橋は、次のとおりです。
渡良瀬橋 中橋 田中橋 岩井橋 福寿大橋
福猿橋 川崎橋 渡良瀬川大橋 高橋大橋
緑橋 渡良瀬川橋 鹿島橋 葉鹿橋
本稿では、「渡良瀬橋」からの距離と、隣り合う橋までの
自転車による所要時間を表示しています。
目 次
渡良瀬川に架かる【足利12の橋】

国土交通省 関東地方整備局
渡良瀬川河川事務所
「わたらせ 川のふれあい館 せせら」より
<渡良瀬川に架かる足利の橋一覧表>
橋番号 | 市番号 | 橋名称 | 備 考 |
---|---|---|---|
45 | 1 | 葉鹿橋 | |
46 | 2 | 鹿島橋 | |
47 | 3 | 良瀬川橋 | 北関東自動車道 |
48 | 4 | 緑橋 | |
49 | 5 | 渡良瀬橋 | |
50 | 6 | 中橋 | |
51 | 7 | 田中橋 | |
52 | 8 | 岩井橋 | 分水路(川に架からない橋) |
53 | 9 | 福寿大橋 | |
54 | 10 | 福猿橋 | |
55 | 11 | 川崎橋 | |
56 | 12 | 渡良瀬川大橋 | |
57 | 13 | 髙橋大橋 |
渡良瀬川に架かる【渡良瀬橋】

川面に映る渡良瀬橋
渡良瀬橋と歌碑の地図は、こちらです。

友愛会館「まちなかミュージアム」より

街並の向こうに見える「渡良瀬橋」と、
その下流に架かる橋が見えます。
「渡良瀬橋」(わたらせばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所在地 | 足利市通4丁目 |
関連道路 | 栃木・群馬県道5号足利太田線 |
最寄りの駅 | 東武足利市駅から徒歩8分 JR足利駅から徒歩14分 |
構 造 | 下部:重力式橋台 ラーメン式橋脚 上部:9径間単純トラス |
橋長・幅員 | 243.27m・5.5m |
竣工・開通年月日 | 1934年(昭和9年)9月竣工 |
渡良瀬橋からの距離 | – |
備 考 | 1992年 森高千里さんによる『渡良瀬橋』発表 |
渡良瀬橋を初めて御訪問いただいた皆さんの第一声は、
「渡良瀬橋の歌碑は、どこですか?」
なんでしょうね。
どなたか御指摘の通り、「渡良瀬橋の歌碑」のすぐ近くには、
駐車場はありません。
渡良瀬緑地多目的駐車場はありますが、
「田中橋」寄りなんです。
グーグルマップにも、ちゃんと表示されていますよ。
どうかみなさん、あきらめずに「歌碑」を
探しに来てくださいね。
御参考のため、市内の駅からの御案内も用意しましたので、
ぜひ、御活用ください。

この「渡良瀬橋」は、めぐる季節の中で、
いろいろな姿を見せてくれます。
まだ、ほんの少しですが、新しい画像を追加しながら、
写真集も作っています。
「渡良瀬橋」のいろいろな姿を、
御一緒に、楽しみませんか。
「渡良瀬橋」の南詰は、丘陵になっており、
それぞれの頂上には、浅間神社が鎮座しています。
橋のたもとの神社は、下社「女浅間神社」、
東武伊勢崎線を越えた頂にある上社「男浅間神社」です。
毎年、6月1日には、「初山ペタンコ祭」が開催され、
健康を祈願して、産まれたばかりの子どもの額に、
スタンプを押してもらうという奇祭があります。
私のアルバムにも、おでこに、印を押した写真が
あります。



わたらせ川のふれあい館「せせら」
(国土交通省渡良瀬川河川事務所)
「わたらせ川にかかる橋)より
渡良瀬川に架かる【中橋】

「中橋」は、足利市民の癒やしのシンボルとして、
親しまれ、東武足利市駅に通じます。
「中橋」周辺の地図は、こちらです。
「中橋」(なかばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市通2丁目 |
関連道路 | 栃木・群馬県道38号足利千代田線・栃木県道116号足利市停車場線 |
最寄りの駅 | 東武足利市駅から徒歩4分 JR足利駅から徒歩9分 |
構 造 | 下部:ラーメン式橋脚 上部:3径間単純RC桁 |
橋長・幅員 | 296.08m・11.00m |
竣工・開通年月日 | 1936年(昭和11年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 443m |
渡良瀬橋からの所要時間 | 自転車:2分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流1番目 326個のイルミネーション |
足利のシンボルとも言える「中橋」のイルミネーションの数は、
なんと、足利市の郵便番号[〒326]と同じだったんですね。
設置者のアイデアだったんですね。
先日、掛け替え計画の方針が、
公式に発表されました。
現在の3連アーチの中橋は、そのまま側道橋として
利用されるようです。



画家 川島直人 氏 2022.11.17 個展にて



渡良瀬橋から臨む中橋
渡良瀬川に架かる【田中橋】

「田中橋」周辺の地図は、こちらです。
「田中橋」(たなかばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市伊勢南町 |
関連道路 | 国道293号線 群馬・栃木県道402号桐生足利藤岡自転車道線 栃木県道402号桐生足利藤岡自転車導線の一部 |
最寄りの駅 | 東武足利市駅から徒歩7分 JR足利駅から徒歩5分 |
構 造 | 下部:半重力式橋台、壁式橋脚 上部:6径間連続合成1桁 |
橋長・幅員 | 290m・12m |
竣工・開通年月日 | 1970年(昭和45年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 1.0km |
中橋からの所要時間 | 自転車:4分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流2番目 有料橋だったが1976年(昭和51年)に無料化 |

昔、田中橋の中央には料金所があって、利用するたびに、
お金を払っていました。
もちろん、有人の料金所でした。
当時、有料橋は、県内で初めてだったそうです。
バイクのグリップといっしょに、何枚かの十円硬貨を握って、
通過していたことを覚えています。

田中橋の中央から、渡良瀬川の河原に下りる
サイクリングロードがあります。
橋の橋脚を上流方向にくぐると、
河川敷にある南多目的広場駐車場に至ります。
渡良瀬川に架からない【岩井橋】


2021年3月28日、渡良瀬川左岸堤防の
菜の花です。
堤防の菜の花の見どころポイントは、
毎年変わっているようです。
ちなみに、2022年3月は、
福寿大橋左岸下流側の菜の花が
きれいに咲きました。
「岩井橋」周辺の地図は、こちらです。
「岩井橋」(いわいばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市岩井町 |
関連道路 | 足利市道岩井橋通り |
最寄りの駅 | 東武足利市駅から徒歩18分 JR足利駅から徒歩14分 |
構 造 | PC単純 8支間 |
橋長・幅員 | 253.9m・5.5m |
竣工・開通年月日 | 1966年(昭和41年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 2.03km |
田中橋からの所要時間 | 自転車:5分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流3番目 中州には「赤城神社」と乳房地蔵がある |
この「岩井橋」は、渡良瀬川の中州にある岩井町と、
手前の寿町をつなぐ橋です。

昔、祖母や両親から、「カスリーン」台風(当時は
キャサリーン台風と表記していました)による
被害の話をよく聞かされました。
「土間の下駄が浮き上がったと気づいてから、
あっという間に、押し入れの中段まで、水が入ってきた」
筆者の父親は、昨日のように話していました。
私の生家も、洪水にみまわれ、家族で二階に避難したそうです。
そして、今でも、耳をふさぎたくなるような悲惨な話も
たくさんありました。

岩井橋の北側のたもとには、当時の洪水で
亡くなられた方々に対する慰霊碑が建立されています。


2022年3月に訪れると、慰霊碑の前の砂が
見事な形で整えられていました。
そして、きれいな生花が供えられていました。
きっと、近隣のボランティアの心ある活動と、
ひたすら感激するばかりでした。
第二次世界大戦時もそうですが、
私の世代は、こうした悲惨な経験こそはしていませんが、
私たちの両親は、青春まっただ中にいたのです。
彼らから、多くのことを聞き、学びました。
自然との共存についてや、戦争の悲惨さについて、
これからは、私たちが伝えなければならない、
と改めて痛感しました。

渡良瀬川に架かる【福寿大橋】

「福寿大橋」周辺の地図は、こちらです。
「福寿大橋」(ふくじゅおおはし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市岩井町 |
関連道路 | 足利市道助戸・新山福富線 |
最寄りの駅 | 東武和泉駅から徒歩13分 JR足利駅から徒歩25分 |
構 造 | PC連結箱桁 |
橋長・幅員 | 429m・12.0m |
竣工・開通年月日 | 1994年(平成6年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 2.37km |
岩井橋からの所要時間 | 自転車:1分30秒 |
備 考 | 渡良瀬橋下流4番目 |
「福寿大橋」は、全国の市町村が管理する橋としては、
最も長い橋長を誇っています。


2022年の春は、福寿大橋左岸下流側の
堤防に咲く菜の花がきれいでした。


2016年5月 作
足利の画家 川島直人氏の水彩画です。
渡良瀬川に架かる【福猿橋】

福猿橋周辺の地図は、こちらです。
「福猿橋」(ふくさるばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市福富町 |
関連道路 | 栃木県道8号足利館林線・栃木県道102号桐生足利藤岡自転車道の一部 |
最寄りの駅 | 東武和泉駅から徒歩33分 JR足利駅から徒歩41分 |
構 造 | 下部:控壁式橋台、壁式橋脚 上部:2径間単純ポステンT 2径間単純トラス 2径間単純非合成箱桁 |
橋長・幅員 | 291.5m・7.00m |
竣工・開通年月日 | 1971年(昭和46年)架替開通 幅員2mの「福猿橋歩道橋」整備 |
渡良瀬橋からの距離 | 3.98km |
福寿大橋からの所要時間 | 自転車:7分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流5番目 |
福猿橋に訪れたときは、欄干の塗装工事が行われていました。
サイクリングロードは、この橋を渡りなす。
ちなみに、左岸のたもとには、横断歩道がありません。
福猿橋から上流を望む
右岸のたもとには、横断歩道があります。
また、右岸側の橋下にも通路があります。

2022年3月には、橋の工事が終了していました。

(渡良瀬緑地9号・梁田・川崎緑地)
川崎橋から、高橋大橋まで、公衆トイレはありません、
この公園内に2箇所の公衆トイレがあります。
右岸サイクリングロードの反対側左岸付近で、
袋川と渡良瀬川が合流します。

袋川の水門は、1972年(昭和47年)に作られました。
高さ10.7m 幅20mの重厚な水門の袋川側には、
優美な橋梁もあります。

橋梁の向こう側に見える山は、
標高285mの「大坊山」(だいぼうさん)です。
頂上には、阿夫利(あふり)神社の奥宮があります。
大坊山は展望コースも整備されており、
連なる「大小山」とともに、地元でも親しみの深い山です。

「大坊山」や「大小山」では、近隣の県から訪れるハイカーも
よくお見受けします。
そして、この大坊山のふもとには、人と自然が共存し調和する
「環境教育」を特色とする「自然いっぱいコーナー」でおなじみの
栃木県立足利特別支援学校があります。
また、学校に隣接して「あしかがの森足利病院」があります。
渡良瀬川に架かる【川崎橋】

「川崎橋」周辺の地図は、こちらです。
「川崎橋」(かわさきばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市川崎町 |
関連道路 | 栃木県道128号佐野太田線の一部 |
最寄りの駅 | 東武県(あがた)駅から徒歩43分 JRあしかがフラワーパーク駅から徒歩37分 |
構 造 | 下部:逆T式橋台 T型橋脚 上部:6径間連続合成1桁 |
橋長・幅員 | 389m・9.25m |
竣工・開通年月日 | 1980年(昭和55年)架替 開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 6.03km |
福猿橋からの所要時間 | 自転車:8分30秒 |
備 考 | 渡良瀬橋下流6番目 |



この標識のある右岸から、左岸方向に橋を渡ると、
「あしかがフラワーパーク」方面に向かいます。
川崎橋から「あしかがフラワーパーク」までは、
約3.5kmで、橋から1km先の川崎町交差点を右折します。
なお、あしかがフラワーパークまでのルートは、
<画像で紹介>あしかがフラワーパークへレンタサイクルで行くルート
を御覧ください。

川崎橋から、渡良瀬川大橋に向かう渡良瀬川右岸の
サイクリングロードです。
右手側に、足利市南部クリーンセンターの
赤白煙突が見えます。
渡良瀬川に架かる【渡良瀬川大橋】

「渡良瀬川大橋」周辺の地図は、こちらです。
「渡良瀬川大橋」(わたらせがわおおはし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市野田町 |
関連道路 | 国道50号線 |
最寄りの駅 | 東武多々良(たたら)駅から徒歩47分 JR富田駅から徒歩48分 |
構 造 | 連続鈑桁 |
橋長・幅員 | 347.05m・21.5m |
竣工・開通年月日 | 1989年(平成元年)上下線片道2車線(4車線)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 9.30km |
川崎橋からの所要時間 | 自転車:11分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流7番目 |



渡良瀬川に架かる【高橋大橋】

「高橋大橋」の地図は、こちらです。
「高橋大橋」(たかはしおおはし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 栃木県佐野市高橋町-足利市野田町 群馬県館林市 |
関連道路 | 栃木・群馬県道223号寺岡館林線 |
最寄りの駅 | 東武多々良(たたら)駅から徒歩49分 JR富田駅から徒歩50分 |
構 造 | 渡河部分がランガートラス 下部:逆T式橋台 壁式橋脚 上部:6径間連続合成1桁 |
橋長・幅員 | 307.6m・10.75m |
竣工・開通年月日 | 1993年(平成5年) |
渡良瀬橋からの距離 | 10.45km |
渡良瀬川大橋からの所要時間 | 自転車:6分30分 |
備 考 | 渡良瀬橋下流8番目 |
高橋大橋は、足利市野田町の高架橋を通じて、
矢場川に架かる橋までつながっています。
結果として、栃木県佐野市と群馬県館林市を結んでいます。

高橋大橋は、とても雄大な橋で、
散歩コースとしても最適な橋です。


渡良瀬川に架かる【緑橋】

「緑橋」周辺の地図は、こちらです。
「緑橋」(みどりはし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市借宿町二丁目 |
関連道路 | 栃木県道40号足利環状線・栃木県道260号線緑町山辺停車場線・ 栃木県道402号桐生足利藤岡自転車道線の一部 |
最寄りの駅 | 東武野州山辺駅から徒歩1分 JR足利駅から徒歩30分 |
構 造 | 下部:逆T式橋台、T型橋脚 上部:6径間連続非合成 |
橋長・幅員 | 263m・11.5m |
竣工・開通年月日 | 1991年(平成3年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 994km |
渡良瀬橋からの所要時間 | 自転車:5分 |
備 考 | 渡良瀬橋上流1番目 |

歩道は、モダンなレンガ張りです。
そして、展望スペースもあり、ここで見る朝日や
夕日はとてもきれいです。


渡良瀬川に架かる【渡良瀬川橋】

「渡良瀬川橋」周辺の地図は、こちらです。
「渡良瀬川橋」(わたらせがわばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市鹿島町 太田市市場町 |
関連道路 | 北関東自動車道(群馬栃木区間) |
最寄りの駅 | 東武野州山辺駅から徒歩39分 JR山前駅から徒歩13分 |
構 造 | 連続合成鈑桁 RC床版 (鋼連蔵箱桁) |
橋長・幅員 | 347m |
竣工・開通年月日 | 2011年(平成23年)3月19日開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 3.28km |
緑橋からの所要時間 | 自転車:11分 |
備 考 | 渡良瀬橋上流2番目 |
渡良瀬川橋は、北関東自動車道のため、
当然のことですが、橋からの風景は撮影できません。
渡良瀬川の渓流釣りが、解禁になる季節には、
高速道路から、数人のアングラー(釣り人)の姿が
見受けられます。
渡良瀬川橋のふもとでも、渡良瀬漁協によるアユ、
ニジマス、サクラマスなどの放流が行われています。

渡良瀬川に架かる【鹿島橋】

「鹿島橋」周辺の地図は、こちらです。
「鹿島橋」(かしまばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 足利市鹿島町 |
関連道路 | 群馬・栃木県道256号竜舞山前停車場線の一部 |
最寄りの駅 | 東武野州山辺駅から徒歩43分 JR山前駅から徒歩11分 |
構 造 | 下部:半重力式橋台、壁式橋脚 上部:6径間単純合成箱桁 |
橋長・幅員 | 301.05m・10.5m |
竣工・開通年月日 | 1972年(昭和47年)開通 |
渡良瀬橋からの距離 | 3.87km |
渡良瀬川橋からの所要時間 | 自転車:2分30分 |
備 考 | 渡良瀬橋上流3番目 |
鹿島橋周辺では、アユ釣り名人?の姿を
よく見かけます。
長竿をあやつる釣り人の光景は、
さながらNHKの『小さな旅』それとも、
『新日本紀行』のワンシーンのようです。
そう言えば、新日本紀行で紹介された渡良瀬川では、
渡し船をあやつる船頭さんの姿が印象的でした。


渡良瀬川に架かる【葉鹿橋】

「葉鹿橋」周辺の地図は、こちらです。
「葉鹿橋」(はじかばし)の基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
所 在 地 | 栃木県足利市葉鹿町 群馬県太田市原宿町 |
関連道路 | 群馬・栃木県道254号丸山葉鹿線(旧県道254号毛里田坂西線の一部 |
最寄りの駅 | 東武韮川(にらがわ)駅から徒歩70分 JR小俣駅から徒歩31分 |
構 造 | 下部:逆T式橋台、壁式橋脚 上部:6径間連続合成箱桁 |
橋長・幅員 | 295.3m・10.5m |
竣工・開通年月日 | 1968年(昭和43年)開通 1990年(平成2年)3月上流側に平行して 幅員3.4mの自転車・歩行者専用の側道橋が完成 2003年(平成15年)下流川に新橋架設 |
渡良瀬橋からの距離 | 6.68km |
鹿島橋からの所要時間 | 自転車:10分 |
備 考 | 渡良瀬橋上流4番目 |
足利市で最も上流にあるこの橋は、新しく架設されました。
以前は、橋の途中から橋の幅員が違っていました。
今は、とても立派な橋に生まれ変わっています。
左岸下流川側にある橋名板と歩道



葉鹿橋右岸の河川敷は、群馬県太田市の
「渡良瀬スポーツ広場」があります。
渡良瀬スポーツ広場は、ソフトボール場や、
パークゴルフ場が完備されています。


スポーツ広場では、何組かのパークゴルフを
楽しむ方々がいらっしゃいました。
渡良瀬川に架からない【岩井橋】の神社
足利市内の渡良瀬川に架かる橋は、
御紹介のとおり、全部で13ありました。
その内、「岩井橋」だけが、
渡良瀬川に直接架かっていません。
御紹介のとおり、岩井橋は分水路に架かる橋なんです。
かつて、現在の岩井橋付近の堤防も、1947年(昭和22年)、
マリアナ諸島東方海上に発生した「カスリーン台風」により、
決壊しました。
そして、多くの人名や家屋、田畑などを失いました。
その事実を現在に伝え、
私たちの、かけがえのない教訓としなければなりません。
そんな思いを胸に、岩井橋の南方にある岩井町を
訪ねました。
岩井橋のたもと:「赤城神社」

岩井橋を渡って右折すると。
すぐ岩井山(旧:勧農山)のふもとになります。
その地点には、「岩井山城跡(勧農城跡)」の
解説板が建てられています。
文正元年(1466年)足利長尾氏の初代景人が
足利庄代官として、居城を構えた歴史的城跡と
記されていました。
神社前の階段を上ると、鳥居があり、奥へ進むと
社殿が見えてきました。


赤城神社の祭神は、磐筒男命(いわつつおのみこと)と
磐筒女命(いわつつめのみこと)です。
参拝して、有名な「乳房地蔵」を探しましたが、
境内には見当たりませんでした。
近所の方に聞くと、「水神様の坂を登る」とのこと。

岩井山を下りて、集落に向かうと、
水神様がありました。
水神様の祠の坂道を登りました。
「赤城神社」のお隣「乳房地蔵尊」

地蔵尊のお堂は、約13平方メートルほどで、
お堂の中には、約1.8mの色御影石に掘られた
地蔵菩薩像が鎮座しています。

近所にお住まいの住人の方のお話を
聞くことができました。
昔、子育てのための乳が出るようにと、
たくさんの参拝者が訪れました。
当時は、毎月24日の例祭と春秋の彼岸には、
露天商が出るほどにぎわったそうです。
そして、(昭和30年頃まで)岩井山付近には、
渡し船もありました。


乳房地蔵は、「岩井町から約2km下流の
猿田町より渡良瀬川をさかのぼってきた」という
伝説も残されていました。
* 寛政4年(1792)に入仏式を行ったという記録あり。
出典:台 一雄 著 『ふるさと歳時記』 より
昭和56年(1981)5月10日 発行 岩下書店

地蔵尊の前に、六地蔵菩薩がありました。
私は、普段の生活に感謝を込めて、
備えてあった竹ぼうきで、お地蔵様の周りの
木の葉を払いました。
「渡良瀬川と共に」故 早川一夫市長と私
最後に、慰霊碑にあった元足利市長 故 早川一夫氏との
思い出話を御紹介します。
彼は、市長室で、
「足利に大きなプールと音楽堂をつくりたい」と
おっしゃっていました。
今から思うと、岩井町にある「ウォーターパーク」
だったんですね。
そして、今年(2021)の6月に「足利市民会館」が閉館します。
市長は当時から、新しい音楽ホールの計画をしていたのでしょう。
その足利市民会館の閉館を忍んで、
森高千里さんのコンサートが
8年ぶり(2021年5月25日)に開催されました。
よろしかったら、
森高千里さんのコンサートに捧ぐ「渡良瀬橋」の写真
を御覧ください。

「渡良瀬川と共に」 足利市長 早川一夫 書
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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Y/Kさん、コメントありがとうございます。 足利市内の八雲神社は、松田町と小俣町…
八雲神社は、松田町のものを除き、すべてお参りさせていただきました。小俣町や五十部…
S-様、ご質問ありがとうございます。 「かき菜の中心の茎を摘心・・その後、かき菜…
大変参考になりました。 質問です 中心の茎を摘芯しました。 そうしましたら、かき…
メールアドレス無記入でもコメントは送信でき、 御希望によりニックネームも匿名とし…
m-tさん、コメントありがとうございます。 私もアンタレスの会員ですが、 ジムに…
渡良瀬橋ブログ「プロフィール」、拝見しました。孫のスイミングで、危ないので声はか…
いせやともかさんを想うあまり、 僭越な記事になってしまいました。 どうぞ、お許し…
[…] ほんとうのライブレポートは「渡瀬瀬橋ブログ」さんにお任せして…