野外活動

下野國一社八幡宮と日本一の縁切り稲荷・門田稲荷神社を御案内

下野國一社八幡宮の参拝者の写真です。

下野國一社八幡宮は、下野國第一の八幡宮として、
源姓足利氏発祥の地、栃木県足利市に創建されました。

また、下野國一社八幡宮の境内にある門田稲荷神社は、
京都の伏見稲荷、東京の榎木稲荷と並ぶ、
全国三大縁切稲荷と称されています。

下野國一社八幡宮と門田稲荷神社は、
日本有数のパワースポットとして、テレビやSNSにおいて
数多くとりあげられています。

昨今、倉稲魂神うかのみたまのかみを守護神とする門田稲荷神社は、
「悪縁を絶ち良縁を呼び込む」日本一の稲荷神社と
呼ばれるようになりました。

本稿では、霊験あらたかな、全国から注目されている
パワースポット、下野國一社八幡宮と門田稲荷神社を
御案内いたします。

目次

【下野國一社八幡宮と日本一の縁切り稲荷・門田稲荷神社を御案内:はじめに】

下野國一社八幡宮、門田稲荷神社には、
親しみやすくて、何でも相談できる
女性神主さん(k)がいらっしゃいます。

 

<下野国一社八幡宮:神主Kさんの手造り「祓い棒」>

神主Kさんが心を込めて製作した「払棒」の写真です。神主Kさんが本気で製作した「祓い棒」

玄関に置いて御祓いをして家に入ります。

神主Kさんが本気で製作した「祓い棒」の写真です。祓い棒:300円 <社務所でどうぞ>

全長22.5cmの祓い棒です。

とても精巧に作られおり、レアな祓い棒です。

たぶん、数量限定でしょう。

神主が本気で
小さいの作ってみました。

との神主Kさんのコメメントも添えられていました。
≪2023/11/08現在≫

【下野國一社八幡宮】 

下野國一社八幡宮の鳥居の写真です。
下野國一社八幡宮はちまんぐうの正面銅造鳥居

下野国一社八幡宮:茅の輪くぐりの写真です。茅の輪くぐり(2024.1.1)

 

茅の輪くぐりの説明プレートの写真です。茅の輪くぐりの説明

 

神楽殿の写真です。下野國一社八幡宮:神楽殿

 

社殿と参拝者の写真です。下野國一社八幡宮:社殿と参拝者(2024.1.1)

参拝者に御祓いを施す神主(K)さん。

下野國一社八幡宮の写真です。
下野國一社八幡宮:社殿

社伝によると、天喜4年(1056)、八幡太郎の名で
有名な源義家が、陸奥の豪族、安倍頼時父子を討伐
(前九年の役)するため当社付近の大正陣に宿営し、
戦勝を氣が似て現在地に小祠を建立し、山城の国
(現京都府)の男山八幡宮を勧請したといいます。

八幡宮の石碑の写真です。

康平年間に凱旋がいせんした義家は神の恵みに感謝し、
公自ら兵器を奉納しました。

文明8年(1476)8月、長尾景長は境内社
木伐採の禁制を出し保護を加え、その後の
元和7年(1621)11月、江戸幕府より
20石の朱印社領を許されていますが、
この時の設計図や費用明細書などが現存しています。

当社は八幡太郎源義家・義国父子の手厚い信仰により
源姓足利氏代々の氏神として保護されてきました。

八幡宮の石碑の写真です。

明治4年に社格が制定され、同5年郷社、同35年には
県社に列せられました。

当社は古くは足利荘八幡宮と呼ばれ、下野国内第一の
八幡宮として、下野国一社八幡宮、一国一社八幡宮
とも称しました。

<下野國一社八幡宮:基本情報>

下野國一社八幡宮:神紋の写真です。
正式名称(社号) 下野國一社八幡宮
御祭神 誉田別命ほんだわけのみこと(応神天皇)
大帯姫命おおたらしひめのみこと(神功皇后)
姫大神
祭 典 別表
境内社 門田稲荷神社、八坂神社
(大山紙神社、日枝神社、
天満宮、若宮八幡宮):本殿裏
所在地 〒326-0824
足利市八幡町やわたちょう387
電話 0284-71-0292
社務所受付
3~10月 9:00~16:00
11~2月   9:00~15:00
アクセス・その他 JR足利駅:徒歩約30分 タクシー8分
東武野州山辺駅:徒歩約10分 タクシー5分
北関東自動車道 足利IC:約20分
北関東自動車道 太田桐生IC:15分
駐車場
(無料)
一般駐車場:50台(神社の東隣)
身障者用:2台(境内)
思いやり駐車場:3台(境内)
車祓い場:1台(境内)

<下野國一社八幡宮:祭典>

歳旦祭(初詣) 1月1日
初午祭 2月初めの午の日
建国祭 4月10日
6月晦日みそかの大はらい 6月30日
八坂神社祇園例大祭 7月第2日曜日
秋季大祭 10月16日
七五三祈願祭 11月15日
新嘗祭にいなめさい 11月23日
大祓式 12月31日

<下野國一社八幡宮:文化財>

下野国一社八幡宮:幣殿の写真です。下野国一社八幡宮:幣殿

 

拝殿の天井絵の写真です。下野國一社八幡宮:拝殿:天井板絵

 

下野国一社八幡宮:幣殿の絵馬の写真です。下野國一社八幡宮・拝殿:大絵馬

 

下野国一社八幡宮:幣殿の絵馬の写真です。下野國一社八幡宮・拝殿:大絵馬

 

下野国一社八幡宮:絵馬の写真です。下野國一社八幡宮・拝殿:大絵馬

 

<下野國一社八幡宮:栃木県指定文化財>
八幡宮本殿 1棟
つけたり八幡宮本社再建図
八幡郷検地帳 1冊(室町時代)
<下野國一社八幡宮:足利市指定文化財>
八幡宮拝殿・幣殿 1棟(江戸時代)
延文記録 1巻(南北朝時代)
永化縁状だいえいかえんじょう 1巻(室町時代)
下野足利領八幡山御縄打水帳
及び名寄帳
3冊(江戸時代)
銅造鳥居 1基(江戸時代)
八幡宮「クロマツ」 1本
(平成29年6月27日 指定解除)

* 延文・・・日本の元号(年号)。室町時代’(南北朝時代)の
1356年~1361年まで、後光厳こうごん天皇の代の北朝が使用した元号。

* 大永化縁状・・・大永3年(1523)に書かれた記録で、
戦乱(応仁・文明の乱)によって荒廃した八幡宮の境内や
社殿を復旧するため、広く資金募集を訴え祭の趣意書。

* 水帳・・・検地による土地調査の結果を記した土地台帳。

<下野國一社八幡宮:栃木県指定史跡>
八幡山古墳群 八幡宮周りから、足利市立山辺小学校裏の
八幡山の小高い丘の尾根や斜面に作られた
古墳時代後期(6世紀後半~7世紀代)群集墳。

下野國一社八幡宮周辺の地図です。

下野國一社八幡宮の所在地は、足利市八幡やわたです。

<下野國一社八幡宮:駐車場>

下野國一社八幡宮:駐車場の写真です。下野國一社八幡宮:一般駐車場

八幡宮の東側の南大通り沿いに、一般駐車場があります。

足利市立山辺小学校校庭の南側に位置します。

<下野国一社八幡宮・駐車場内:やきそば「とみや」>

焼きそばキッチンカー:とみやの写真です。焼きそばキッチンカー:とみや

下野一社八幡宮・駐車場の東隣空き地では、
足利名物「ポテト焼きそば」でおなじみの
「とみや」が出店しています。
(定休日:月曜日・・祝日の場合は翌日)

開店日には、八幡宮駐車場などに、
「焼きそば とみや」の のぼり旗が立っています。

焼きそばキッチンカー:とみやのメニューの写真です。焼きそばキッチンカー:とみやのメニュー

八幡宮の駐車場が利用できますので、
参拝のお帰りに、ぜひ御利用くださいね。
(焼きそば購入のみでも駐車できます)

<下野國一社八幡宮:銅造鳥居>

八幡神社の鳥居の写真です。八幡宮の銅造鳥居:足利市重要文化財

高さ:3.95m 周囲:3.55m

八幡宮の参道にある正面鳥居は銅造鳥居で、
足利市重要文化財(工芸品)の指定を受けています。

下野國一社八幡宮の鳥居の神額の写真です。八幡宮銅造鳥居:神額

江戸時代後期、寛政4年(1792)銘の
佐野天明鋳物師の合作で、近郷有志が
献納したものである。

諸所に江戸時代後期の特徴をよく残しており、
左右両柱には鋳物師導師慶歓の名のほか、
寄付者329名が陰刻されている。

昭和42年9月19日 指定

佐野天明鋳物師の合作:荒井宗明と、丸山長暉の銘記あり。

下野國一社八幡宮:鳥居の刻字の写真です。下野國一社八幡宮:鳥居の刻字

鳥居には、寄付者329名の陰刻があり、
僧侶の名も刻まれており、神仏混交の時代の名残りが
うかがえます。

下野國一社八幡宮:鳥居の刻字の写真です。下野國一社八幡宮・鳥居:礎石の上に据えられた柱

柱の下部は、格座間状(こうざまじょう)に縁取りし、
台輪をつけて島木を支えています。

下野國一社八幡宮の鳥居は、栃木県佐野市の
伝統工芸である天明鋳物で、足利市内の神社仏閣
においても、広く愛用されています。

このほど、「佐野天明鋳物生産用具と背夘品」が
2024年度内にも、国重要有形民族文化財に指定される
見込みとなりました。

<下野國一社八幡宮:クロマツと手水舎>

下野國一社八幡宮:クロマツの写真です。下野国一社八幡宮・クロマツ(前 天然記念物)

参道正面の銅造鳥居をくぐると、すぐ右手側に
かつて市指定文化財(天然記念物)の指定を受けた
クロマツがあります。

残念ですが、推定樹齢600年とされる市内最古の古木は
枯れてしまい、現在では切株のみが残っています。

文明8年(1476)8月、長尾景長が境内社木伐採の禁制を
出し保護を加えた歴史のとおり、今もなお大切に保存されています。
(平成29年6月27日 指定解除)

下野國一社八幡宮:手水舎の写真です。下野国一社八幡宮:手水舎

クロマツの前にある手水舎です。

八幡宮:手水舎の写真です。

<下野國一社八幡宮:参道>

下野國一社八幡宮:参道の写真です。下野國一社八幡宮:参道

参道を進むと、前方の石段上に社殿があり、
右手側に社務所があります。

参道をを歩む七五三の写真です。下野國一社八幡宮:参道を歩む七五三

<下野國一社八幡宮:社務所>

下野國一社八幡宮:社務所の写真です。下野國一社八幡宮:社務所

<下野国一社八幡宮:授与品・御朱印>

社務所では、天照皇大神宮、下野國一社八幡宮 神札、
八坂神社 神札をはじめ、破魔矢、絵馬、お守り、
ステッカー、御朱印などが授与されています。

八幡宮:社務所前の御守などの写真です。下野國一社八幡宮社務所前:御守・御札

 

八幡宮:破魔矢の写真です。下野國一社八幡宮:破魔矢

 

下野国一社八幡宮:おみくじの写真です。下野國一社八幡宮:おみくじ

 

下野国一社八幡宮:おみくじの写真です。

おみくじを開くと、小槌、カエル、大黒様などが入っています。

そして、私の運勢は・・・、内緒? です。(聞いてないし!)

下野国一社八幡宮:請受付所の写真です。請受付所(2024.1.1)

 

<下野国一社八幡宮と地元のシンガー♬ いせやともか ♬さん>

余談ですが、この社務所は、当サイトでもお馴染み
足利出身の歌手 ♬ いせや ともか ♬ さんの
祖父(宮大工)が建てたそうです。

ちょうど、そのエピソードがユーチューブにアップされて
いますので添付します。

よろしかったら御覧ください。

<下野國一社八幡宮:社殿>

下野國一社八幡宮:狛犬の写真です。下野國一社八幡宮:狛犬

鳥居前の狛犬です。

下野國一社八幡宮:狛犬の写真です。

下野國一社八幡宮:社殿石段前の鳥居の写真です。
下野國一社八幡宮:社殿石段前の鳥居
石鳥居をくぐると短い石段があり、石段を上ると、
左手側に「古札納付所」があります。

下野國一社八幡宮:社殿の写真です。下野國一社八幡宮:社殿

社殿は、文化11年(1814)に再建されました。

下野國一社八幡宮:拝殿神額の写真です。下野國一社八幡宮:拝殿の神額

 

下野國一社八幡宮:拝殿の写真です。下野國一社八幡宮:幣殿

拝殿には彩色の「天井板絵」と、拝殿長押には「大絵馬」が
掲げられています。(市指定文化財:平成18年3月24日)

下野國一社八幡宮:拝殿の天井絵の写真です。下野國一社八幡宮:拝殿の天井板絵

<下野國一社八幡宮:本殿>

下野國一社八幡宮:本殿の写真です。下野國一社八幡宮:本殿(栃木県指定有形文化財)

八幡宮本殿は、昭和40年4月6日に
栃木県有形文化財に指定されました。

下野國一社八幡宮:本殿の彫刻の写真です。本殿彫刻・西側:衣川の戦いの場面

 

下野國一社八幡宮:本殿の彫刻の写真です。本殿彫刻・北側:神功皇后、三韓成敗の場面

 

八幡宮:本殿の彫刻の写真です。
八幡神社:本殿東面彫刻の写真です。本殿彫刻・東側:八幡太郎と将兵水を得るの場面

本殿は江戸後期1814年に再建されました。

八幡神社:再図図の写真です。下野國一社八幡宮本殿:再建図

当時の図面が残されており、その設計図を基に
造り直され、壁面の彫刻も江戸時代後期の特徴が
よくあらわされています。

<下野國一社八幡宮:例大祭>

下野國一社八幡宮:神楽殿の写真です。下野國一社八幡宮:神楽殿

 

八幡宮:奉納神楽の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽

<下野一社八幡宮:春季例大祭・奉納神楽>

八幡宮:春季例大祭の写真です。下野國一社八幡宮:春季例大祭

春季例大祭では、多くの参拝者が境内を訪れます。

八幡宮:春季例大祭の写真です。
下野國一社八幡宮の参拝者の写真です。下野國一社八幡宮:参拝者

 

八幡宮:奉納神楽の演目の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「演目」

大祭では、足利市指定 無形文化財「南大町宮比講神楽」の
みなさんによる神楽が奉納されています。

下野國一社八幡宮:奉納神楽「御神楽ばやし」の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「御神楽ばやし」

 

八幡宮:神楽の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「ひょっとこ」

 

下野國一社八幡宮:奉納神楽「天狗の舞」の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「猿田彦の天狗の舞」

 

下野國一社八幡宮:奉納神楽「天狗の舞」の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「おきな」

 

下野國一社八幡宮:奉納神楽「天狗の舞」の写真です。下野國一社八幡宮:奉納神楽「天岩戸」

 

<下野國一社八幡宮:宝物殿>

下野國一社八幡宮:宝物殿の写真です。下野國一社八幡宮:宝物殿

足利市一斉文化財公開日に、見学することができます。

八幡宮:所蔵資料の写真です。下野國一社八幡宮:所蔵資料

<下野國一社八幡宮:境内社と放生会の碑>

<下野國一社八幡宮・境内社:4社>

下野國一社八幡宮:境内社の写真です。下野國一社八幡宮:境内社

本殿の裏手右側には、境内社が鎮座しています。

向かって左から、山紙神社、日枝神社、天満宮、
若宮八幡宮です。

<下野國一社八幡宮境内:放生会の碑>

下野國一社八幡宮:放生会の碑の写真です。下野國一社八幡宮:放生会の碑:足利市指定重要文化財

放生会ほうじょうえ(や)とは、仏教の不殺生戒によって、
魚や鳥などを山野池沼に放ち、
死者の霊を供養することです。

放生会は古代インドに起源をもつ行事で、
中国や日本にも伝えられたとされています。

源義家は、山城国「石清水八幡宮」で元服し、
自らを「八幡太郎」と称するほど、八幡信仰に
篤い人物でした。

現在では、収穫祭や感謝祭の意味も含めて
春や秋に全国の寺院や、宇佐神宮を始め
全国の八幡宮で開催されています。

八幡宮の放生会の碑は、平成19年3月22日、
足利市指定重要文化財(考古資料)に指定されました。

* 宇佐神宮(大分県宇佐市)・・全国4万社あまりある
八幡様の総本宮です。

<下野國一社八幡宮境内:社殿裏手の風景と古墳群>

下野國一社八幡宮:裏手の風景写真です。下野國一社八幡宮:裏手の風景

放生会の石碑周辺の風景です。

八幡宮の裏手は、「八幡山古墳群」であり、
およそ100基近くの古墳群となっています。
(内71基が指定されています)

八幡山古墳群の案内版の写真です。下野國一社八幡宮:八幡山古墳群の案内版

八幡宮の東隣、足利市立山辺小学校裏にある八幡山古墳群の
案内版です。

八幡山古墳群は、足利市中心街から渡良瀬川を挟んで
南へ約1Kmの独立丘陵(浅間山)に続く、比高約40mの
穏やかな丘陵上(憩いの森)に位置する、古墳時代後期
(6世紀~7世紀)の群集墳です。-後略-

平成26年3月 公益財団法人 足利市民文化財団
足利教育委員会

八幡山古墳出土品:直刀の写真です。八幡山古墳出土品:直刀

(Posted with permission)
足利市郷土資料展示室 より
足利市教育委員会 文化課

足利市には、1,300基以上の古墳があり、
栃木県でもっとも古墳の多い地域です。

市内の古墳では、今から約1,650年前(4世紀中頃)に
全長117mの史跡藤本観音山古墳(前方後円墳)が
つくられたのが始まりとされています。

それ以後、市内の所々に古墳がつくられ、
八幡山古墳群から南東約500mの明神山古墳群や、
足利織姫神社の機神山古墳群などがあります。

やはり、神社の背景には、強力なパワースポットが
存在していました。

下野國一社八幡宮:本殿の隣にある巨木の切り株の写真です。下野國一社八幡宮本殿の左隣にある巨木株

本殿の周辺は、巨木の切り株でさえ、
今なお生命を宿して見えるほど
不思議な空間に包まれています。

そして、いつ足を運んでも、なんとなく
霞がかって見えるのは気のせいでしょうか。

<下野國一社八幡宮境内社・八坂神社:2基の神輿>

下野國一社八幡宮:八坂神社の写真です。下野國一社八幡宮・境内社:八坂神社

 

下野國一社八幡宮境内社:八坂神社神額の写真です。下野國一社八幡宮・境内社:八坂神社の神額

門田稲荷神社の参道左手側に、八坂神社があります。

八坂神社の社殿には、2基の宮神輿みこしが納められています。

下野國一社八幡宮:八坂神社神輿の写真です。下野國一社八幡宮・境内社:八坂神社の神輿(向かって左側)

 

下野國一社八幡宮:八坂神社神輿の写真です。下野國一社八幡宮・境内社:八坂神社の神輿(向かって右側)

神輿(唐破風からはふ型)

当宮、文献によると昭和5年京都にて製作された
と伝わるこの神輿は、屋根の形状から唐破風型神輿
と呼ばれ、漆塗うるしぬり金箔きんぱく押しで仕上げ、各所を
鍍金めっき仕上げのかざり金具(銅製)で、装飾している。

毎年、7月の八坂神社例祭の時、渡御されている。

下野國一社八幡宮 社務所 より

* 渡御(とぎょ)される・・・神輿が進むこと。

【下野國一社八幡宮・境内社:日本一の縁切り稲荷・門田稲荷神社】

<下野國一社八幡宮・境内社:門田稲荷神社・参道と鳥居>

門田稲荷神社:案内版の写真です。門田稲荷神社参道と鳥居の前の看板

 

門田稲荷神社:参道鳥居の写真です。門田稲荷神社:参道の鳥居

南大通りの歩道から、門田稲荷神社の正面石鳥居と
幾重にも連なる朱色の鳥居が見えます。

門田稲荷神社は、下野國一社八幡宮境内の西側に
鎮座しており、参道の途中、左手側に八坂神社があります。

八幡宮境内社:門田稲荷神社の鳥居の写真です。門田稲荷神社の印象的な鳥居

<下野國一社八幡宮・境内社:門田稲荷神社・社殿・拝殿>

門田稲荷神社:社殿の写真です。門田稲荷神社:社殿

 

門田稲荷神社:神額の写真です。門田稲荷神社:神額

 

門田稲荷神社の社殿の写真です。神秘的な夕暮れの門田稲荷神社

門田稲荷神社は、京都の伏見稲荷・東京の榎木稲荷と
並び日本三大縁切稲荷と呼ばれております。

倉稲魂神(うかのみたまのかみ)守護神として
信仰を集めておりますが、中でも昨今SNS等では
日本一の縁切り稲荷と評価されつつあります。

門田稲荷神社は、下野國一社八幡宮の境内にあり、
日々、「悪縁を絶ち良縁を呼び込む」稲荷神社として、
悪縁・病気・男女間・賭け事・飲酒・タバコ等から
縁を切りたいと願う老若男女の参拝が後を絶ちません。

通常は一般的な参拝で良いと思いますが、より想いを
神様にお伝えするために、門田稲荷では絵馬に願い事
を書いて奉納し縁切りお守りをお持ちになる方も多い
ようです。

また、祈願内容により、宮司のご祈祷も受付して
おりますので、ご祈祷をお考えの方は社務所まで
ご相談下さい。

門田稲荷神社 公式HPより

門田稲荷神社のインフォメーションの写真です。門田稲荷神社のインフォメーション

 

八幡宮境内社:門田稲荷神社の拝殿の写真です。門田稲荷神社:拝殿

 

<下野國一社八幡宮・境内社: 門田稲荷神社・基本情報>

門田稲荷神社:神紋の写真です。
正式名称(社号) 門田稲荷神社
(かどたいなりじんじゃ)
御祭神 倉稲魂神
(うかのみたまのかみ)

* 以下、境内社につき下野國一社八幡宮と同じです。

<下野國一社八幡宮・境内社:門田稲荷神社・社殿前の白狐>

門田稲荷神社:社殿前のキツネの写真です。門田稲荷神社:社殿前の白狐(左側)

社殿の左右に、たくさんの白狐が並んでいました。

門田稲荷神社:社殿前のキツネの写真です。門田稲荷神社:社殿前の白狐(右側)

 

門田稲荷神社:社殿前の2対のお稲荷さんの写真です。門田稲荷神社:社殿前の2対の白狐

参拝して社殿前をよく見ると、堀に架けられた
石橋のたもとに、白狐がなんと2対も鎮座していました。

門田稲荷神社:キツネ様の写真です。門田稲荷神社:白狐

稲荷神社の白狐は、神様(お稲荷さん)のお使いです。

いわゆる眷属けんぞくの役目を果たしているんですね。

一般の神社では、一対の白狐です。

門田稲荷神社は、霊力の強い神社だからでしょうか。

ところで、上の写真の白狐は、口に何かくわえていますよ。

キツネがくわえている物は何?

● 稲束・・・五穀豊穣
● 倉の鍵・・富貴、豊穣、諸願成就
● 巻物・・・仏教の経典
● 宝珠・・・諸願成就

神社で白狐がくわえている法具は、一般に4つあります。

門田稲荷神社の白狐は、経典をくわえているようですね。

<下野國一社八幡宮・境内社:門田稲荷神社・絵馬掛所>

門田稲荷神社:絵馬掛所の写真です。
門田稲荷神社:絵馬掛所
境内にある絵馬掛所を見ると、たくさんの絵馬と
穴が開けられた柄杓ひしゃくがありました。

門田稲荷神社:絵馬の写真です。門田稲荷神社:絵馬

絵馬の中央に記された「縁切」という文字が、
力強く感じられ印象的でした。

そして、絵馬に書かれた文章を読んではいけないという
気持ちになり、(読む勇気もなく)静かに一礼しました。

それは、絵馬を拝見する時は「クライエント(来談者)の
真剣な悩みごとを全身全霊で傾聴するセラピスト(カウンセラー)
でなくてはならない」そう感じたからでした。

門田稲荷神社:穴が開けられた柄杓の写真です。門田稲荷神社:穴が開けられた柄杓

そして、「どうして柄杓に穴が開いているんだろう」と
不思議に思いながら絵馬掛所を立ち去りました。

すると、社務所の方から「カーン、カーン、カーン」という
金属音が聞こえてきました。

恐る恐る社務所の方へ行ってみると、

門田稲荷神社:柄杓に穴を開けている写真です。下野國一社八幡宮・社務所前:柄杓の穴開け

それは、参拝者が社務所前に設置された作業台で、
柄杓にたくさんの穴を開けている音でした。

「恐縮ですが、この柄杓は?」と筆者が尋ねると、
参拝者が教えてくれました。

「穴の開いた柄杓で悪運をすくいとり、水に流すんです!」

さすが日本一の縁切り稲荷神社とあって、納得のいく儀式でした。

筆者は地元生まれなので、門田稲荷神社に関する
いろいろな伝説を聞いて育ちました。

そのため、門田稲荷神社には恐れ多くて、
立ち寄ることすらできませんでした。

しかし、こうして何度かお詣りするうちに、
底知れぬ神秘さに包まれながらも、生命の大切さに触れたような
心もちになれました。

足利市内の神社は、
八雲神社と足利18の神社めぐり【まとめ】
を御覧ください。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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