「渡良瀬橋」、「足利学校」、「あしかがフラワーパーク」
「栗田美術館」、「ココ・ファーム・ワイナリー」・・・。
「みんな、栃木県にあるんですか?」
そうです。栃木県足利市(とちぎけん あしかがし)です。
そして、「日光東照宮」や「鬼怒川温泉」なども、
みんな栃木県にあるんですよ。
なんと、知らなかった人が多いこと!
それは、私たち地元の一人一人のピーアール不足?
なのかも知れませんね。
そこで、今回は日本遺産である「足利学校」入り口にある、
「足利まちなか遊学館」を御案内します。

この記事の目次
【足利まちなか観光スポット:5拠点】
足利市の観光拠点は、以下の5箇所!
● 足利観光交流館「あし・ナビ」(東武足利市駅内)
● 「太平記館」(足利市伊勢町3丁目6-4)
● 「足利まちなか遊学館」(足利市通1丁目2673-1)
● 「足利商工会議所友愛会館」(足利市通3丁目2757)
● 「足利織物伝承館」(足利市通3丁目2589)
【足利まちなか遊学館】
今回は、 足利学校の入り口、「学校様通り」にある、
「足利まちなか遊学館」を御紹介します。(以下:遊学館)
遊学館は、観光客のみなさんはもちろん、
私たち地元の者にとっても、
[足利市]を再発見する絶好の施設の一つです。

<館内の御紹介:広い休憩スペース>

遊学館の入口を入ると、開放的な休憩スペースが
展開されていました。

今回、畳のキッズコーナーも設置されて、
小さなお子様も楽しめる空間が広がっています。


ショーウインドウには、「足利氏のふるさと」コーナーが
新たに設けられ、鎧や甲を中心に、「足利灯り物語」で
美しい立役者となった傘も展示されています。
このほど、足利市にまつわる貴重な展示物が
コンパクトに紹介されるようになり、テーブルセットも置かれ
「おもてなし」の空間が拡大されていました。



いつ来ても楽しめる観光パンフレットコーナーです。
お気に入りのパンフレットを手に、ゆっくりくつろげる
「足利まちなか遊学館」のリニューアルです。

<館内アーカイブ:2022.10以前>

入り口を入ると、色とりどりの「おりがみ」が、
飾ってありました。

これからの散策が、楽しみになる雰囲気を
感じさせてくれる「おもてなし」ですね。

休憩コーナーには、テーブルと椅子が、
複数用意されています。
足利市内はもとより、
足利市周辺の観光パンフレットや、
観光クーポンが、豊富に置いてあります。
(左手側の奥に、トイレがあります)

館内でも、ひときわ目をひくのは、
八丁撚糸機(はっちょうねんしき)です。
使用された年代 | 江戸期~昭和期 |
---|---|
使用された区域 | 足利地域 |
所 蔵 | 足利市 |
糸撚り錘の数 | 160 錘 |
このダイナミックな機械は、
八丁撚糸機といって、つい先年(昭和50年頃)まで
足利、佐野、桐生などの織物産地で、
原料の緯糸(よこいと)を撚(よ)っていました。今でも動いているものもあります。
前近代的なものであり、「道具」といった方が
正しいかも知れません。・・・
「たての糸と、よこの糸」で思い出す歌は?
そうです、中島みゆきさんの『糸』ですね。
そう言えば、足利かがやき大師の勝俣さんも、
ある番組で、車を運転しながら言ってました。
「みゆきさん、足利に来て、『糸』を創作したのかも?」
織物の世界では、「経糸と緯糸」と書きます。
単なる、縦と横ではなく、両方、糸偏がついていますね。
これは、地図上の「経線と緯線」のように、
互いに、単独で存在するものではないことを意味します。
相互に、一対となって、(交差して、織り成して)
はじめて意味を成すものだからです。

組紐機械(組紐機:くみひもき)は、
糸を斜めに組み合わせた紐を編む機械です。
使用された年代 | 昭和期 |
---|---|
使用された区域 | 主に、足利市坂西地区 (足利市西部地区) |
所 蔵 | 足利市 |
組紐の種類として、
平形のものを「平打組み物」といいます。特に、そのうち幅が狭いものは、
「組みひも・打ちひも」といいます。
また、丸形のものを「丸打組物」といいます。

『君の名は』に登場する組紐のシーンです。

織機は、経糸(たていと)を並べておいて、
ぴんと張り、そこに緯糸(よこいと)を
繰り返し通して、織っていきます。✩機械の基本動作✩
次の3つが、機械の基本的な動作となっており、
これを何度も繰り返して、織物は完成します。
1 | ペダルを踏み、経糸を上下に分けて、 その間を緯糸が通ることができるよう開口する。 |
---|---|
2 | 開口した経糸の間に、杼(ひ=シャトル) につないだ緯糸を入れて、反対側へ届かせる。 |
3 | 通った緯糸を筬(おさ=リード)で手前へ打ち、 経糸と緯糸を組み込む。 |
この、1~3の動作を左右交互に繰り返し行います。


銘仙とは先染め・平織りの絹織物で、
「解し織」と呼ばれる技法で作られます。まず、整えて並べた経糸(たていと)に、
緯糸(よこいと)をざっくりと
仮に織った状態にします。そこに、型紙を使って柄を染めます。
そして、仮の緯糸を解して取り除きながら、
経糸と本番の緯糸を織り合わせていくため、
「解し織」と呼ばれます。・・・

◆銘仙と足利◆
足利の繊維の歴史は古く、奈良時代に、
朝廷へ絹織物を献上したことや、
平安時代に、東大寺へ織物を収めた記録が
残っています。大正・昭和初期にかけては、
女性の気軽なおしゃれ着として、
当時、大流行した「銘仙」の産地として
隆盛を極めました。・・・
遊学館で、銘仙の「着付け体験」ができます。
詳細は、「きものでまち歩き」足利まち歩き事務局の
受付でどうぞ。

「渦中(かっちゅう)体験コーナー」
鎧武者(よろいむしゃ)で、まち歩きを!
足利まち歩き事務局の受付でどうぞ。
「ちょっと、待ってください!
私、銘仙、彼、渦中?」
そんな貴方のために、ちゃんと、
袴(はかま)も用意されていました。

これを着て、「鑁阿寺(ばんなじ)」散策が
似合いますね。




遊学館の窓辺には、かわいい糸車が展示されています。
なんだか、「ピタゴラスイッチ」みたいですね。
【遊学館の基本情報】
<アクセス>
足利遊学館までのアクセスは、
<電車>
東武伊勢崎線 足利市駅からは、徒歩10分です。
【画像で解説】足利市駅⇒「太平記館」
⇒「足利学校」を巡るルート
JR足利駅からは、徒歩5分です。
【画像で解説】車椅子や徒歩で楽しむ
「渡良瀬橋」を巡るルート
<車>
● 東北自動車道、佐野藤岡ICから、約25分
● 北関東自動車道、足利ICから、約8分
太田桐生ICから、約15分
* 駐車場は、観光駐車場「太平記館」を御利用ください。
<基本情報 >
所在地 | 〒326-0814 栃木県足利市通1丁目2673-1 |
---|---|
電 話 | 0284-41-8201 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 休館日・・・毎月第3水曜日(祝日は翌日) (休館日は、足利学校と連動する月あり)・年末 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 建物裏側に数台ありますが、 太平記館の観光駐車場(無料)をおすすめします。 |
【遊学館から市内散策へ】
遊学館で、観光パンフレットや展示物を見ながら、
ゆっくり休憩しましょう。
そして、足利市内散策へと出発します。
(お帰りの際に、入館してもいいですね)

遊学館を出ると、孔子像があります。
この通りを「学校様通り」と呼んでいます。
石畳沿いの歩道を進むと、足利学校の入り口、
「入徳門」に着きます。

ここから、足利学校、鑁阿寺、太平記館へと、
お好きなコースをお選びくださいね。
散策の途中、楽しいお土産屋さんや、
おいしいお店もたくさんありますので、
どうぞ御利用ください。
足利学校散策は、
「渡良瀬橋」⇒日本遺産 史跡「足利学校」へ

鑁阿寺散策は、
足利スケッチ散策『渡良瀬橋の夕日』
6 鑁阿寺

太平記館散策は、
【画像で解説】足利市駅⇒「太平記館」⇒「足利学校」
を巡るルート
を御覧ください。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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