野外活動

足利七福神めぐり「徒歩と自動車:1日」コース 

名草弁財天の写真です。

足利七福神めぐり 「徒歩と自動車コース」を御紹介します。

足利の名所旧跡も、あわせてめぐるとバラエティーに富んだ散策となるでしょう。

本記事では、社寺のみを御紹介していますので、名所旧跡の詳細は、当ブログ内の関連記事を御覧いただけたら幸いです。

行程は、自動車走行距離:24.1km(名草厳島神社から、長林寺まで)徒歩と自動車 1日コースです。

参拝時間:名草厳島神社は1時間、太平記館周辺の散策は、昼食を含め2時間30分、足利公園周辺散策は2時間を目安としています。

  • 予想される、みなさんの御要望は?
  • 「もっと、くわしい順路が知りたい!」
  • 「車はどこに駐車したらいいの?」

そんな、あなたのお悩みに、少しでも、お役に立てることを目指します。

また、家に帰ってから、神社仏閣の由緒を改めて見てみると、「大切なところを見逃していた!」なんてことは、よくありますよね。

そんなわけで、歴史と自然豊かな足利市をよりいっそう楽しんでいただくため、
お出かけ前に、本稿を御覧いただき、下調べの代りとして御活用くだされば幸いです。

目次

【足利七福神めぐり:スタンプラリー2024】

足利七福神めぐりスタンプラリー2024の台紙の写真です。足利七福神めぐりスタンプラリー2024:台紙

2024年も(一社)足利市観光協会主催による足利七福神めぐり:スタンプラリーが始まりました。

新春に心を込めてご参拝 スタンプを集めて心のこもったプレゼント
ご朱印めぐりもご一緒に社寺では、まず心を込めてお参りを!

『足利七福神めぐりスタンプラリー2024』台紙より

毎年、大好評! 楽しくて心温まるスタンプラリーです。

開催期間 令和6年(2024)1月5日(金)~1月28日(日)
参加方法 1 スタンプラリーの台紙を入手
配布場所:太平記館、
足利観光交流館「あし・ナビ」(足利市駅内)
* 七福神社寺にも、若干用意があります。
(一人1枚:多くの方々に御参加いただくため)
* 台紙は下記HPからダウンロードできます。2 七福神社寺をめぐり、心を込めてお詣(参)りを!3 境内にある七福神スタンプを台紙に押印!4 七福神すべてのスタンプを集めたら、
太平記館スタッフに台紙を提示しましょう。5 応募券をもらい必要事項を記入のうえ
応募箱に投函します。「オリジナル記念カード」が
進呈されます。

6 抽選で、7名:「金の福袋」(足利の名産品等)
13名:七福神社寺直筆特別色紙がプレゼントされます。

応募締切 令和6年(2024)1月31日(水)まで
注意事項 鑁阿寺(ばんなじ)のみスタンプ押印:100円
備 考 *台紙に掲載されている社寺が対象です。

当ブログ内の記事には、対象外の施設等も含まれていますので
予め御確認ください。

【足利七福神めぐり:サマリー】

足利市観光協会の『足利七福神めぐり』では、足利市内18の社寺が紹介されています。

足利七福神めぐり:モデル4コース>

出典・引用:一般社団法人 足利市観光協会
『足利七福神めぐり』より

[一般社団法人 足利市観光協会]〒326-0053 栃木県足利市伊勢町3丁目6-4
TEL:0284-43-3000 FAX:0284-43-3333

基準となるのは「徒歩コース」

上記の1~4コースの社寺は、七福神を効率よくめぐるために、コースが設定されており、各コース間で重複する社寺があります。

重複する内容を極力削減するため、1「徒歩コース」の7社寺(心通院、本城厳島神社、長林寺、西宮神社、常念寺、福巌寺、鑁阿寺)を基準として詳細を御案内しています。

そのため、1「徒歩コース」の7社寺が、他のコースで頻繁に登場しますが、そのコース内での御案内は簡素化し、新たに登場した社寺を中心に詳細を記述しています。

各社寺の概要(一覧表:まとめ記事)は、
足利七福神めぐり4コース:19社寺「鑁阿寺」から「長尾弁財天」を御覧ください。

本稿による御案内は、④ 「徒歩と自動車コース」です。

* 行程表(起点:名草厳島神社)

① 名草厳島神社 ⇒ ② 萬福寺 ⇒  太平記館 ⇒ ③ 鑁阿寺 ⇒  足利学校 ⇒
④ 伊勢神社 ⇒  太平記館 ⇒ 足利公園  ⑤ 八雲神社 ⇒ ⑥ 福厳寺 ⇒
⑦ 常念寺 ⇒  足利公園 ⇒  草雲美術館 ⇒  足利公園 ⇒ ⑧ 長林寺

順路 場 所 七福神名
(距離・時間)
名草厳島神社
駐車場
起点:スタート
↓ 🚶 徒歩 約20分
名草厳島神社
社殿
弁財天
↓ 🚗 15.5km
車 40分
萬福寺 恵比寿神
↓ 🚗 5.5km
車 14分
太平記館
駐車場
駐車
↓ 🚶 442m
徒歩 5分
鑁阿寺 大黒天
↓ 🚶 240m
徒歩 3分
足利学校 見学
↓ 🚶 490m
徒歩 6分
伊勢神社 寿老人
↓ 🚶 400m
徒歩 5分
太平記館
駐車場
出発
↓ 🚗 2km・車 5分
足利公園 八雲神社駐車場 駐車
↓ 🚶 50m
徒歩 1分
八雲神社 大黒天
↓ 🚶 290m
徒歩 4分
福厳寺 布袋尊
↓ 🚶 410m
徒歩 5分
常念寺 毘沙門天
↓ 🚶 560m
徒歩 7分
足利公園 八雲神社駐車場 駐車場を徒歩で素通り
↓ 🚶 340m
徒歩 4分
草雲美術館 見学
↓ 🚶 340m
徒歩 4分
足利公園 八雲神社駐車場 出発
↓ 🚗 1.1km
車 3分
長林寺 福禄寿

【徒歩と自動車1日コース: 起点】

<名草厳島神社:駐車場>

厳島神社最初の鳥居の写真です。名草厳島神社:駐車場前の鳥居

駐車場には、売店と「弁天釣り堀」があります。

売店前に、国指定 天然記念物  名草の巨石群
県立自然公園 ハイキングコース「厳島神社入り口」の案内板があります。

巨石群のある「厳島神社」案内プレートの写真です。案内プレート

駐車場から、案内プレートの矢印方向に、厳島神社の赤い鳥居があります。

足利七福神めぐり : ①【名草厳島神社】

名草厳島神社の社殿の写真です。名草厳島神社

弘仁年間、弘法大師空海によって勧請されたと伝えられ、江戸時代中期には、別当である金蔵院(こんぞういん)によって、巨石の上に石宮が建立されました。

後に、弁財天像(現在も金蔵院弁財天堂に祭られています)が建立されました。

江戸時代の祭典の祭には、弁財天を運び祭礼を行っていましたが、明治維新の神仏分離により、厳島神社となり、平成元年、新たに弁財天を造立しました。

弁財天が鎮座している名草巨石群は、国指定の天然記念物です。

勧請(かんじょう):神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。

別当(べっとう):本来、律令制において本官を持つ者が他の官司の職務全体を統括・監督する地位に就いた時に補任される地位。

<名草厳島神社:基本情報>

正式名称 名草厳島神社
(なぐさいつくしまじんじゃ)
七福神 名草弁天<福徳財宝・家内和合>
所在地 〒326-0001
足利市名草上町4990
電話 0284-41-9977(名草公民館)
アクセス・駐車場から 社殿まで、徒歩約20分
アクセス 北関東自動車道 足利IC:訳20分
北関東自動車道  太田気流IC:車40分
東北自動車道 佐野藤岡IC:車40分
駐車場 無料(数台)

<名草厳島神社:弁財天>

名草弁財天の写真です。
名草弁財天「安産・子宝 弁財天」

弁財天

弁財天は、七福神の中で唯一の女神です。

元は、インドの水の神と崇拝されていましたが、川のせせらぎが奏でる音色から、音楽の女神とも呼ばれています。

そのため、広く技芸、文芸などの才能をもたらす神となりました。現在は、福徳財宝を授ける神としても信仰されています。

名草厳島神社のスタンプの写真です。名草厳島神社:参拝スタンプ

駐車場の売店に設置されています。

<名草厳島神社参道:巨石群>

鳥居をくぐり、けっこう急な山道を登ります。

巨石群の説明案内版の写真です。
しばらく行くと、左側に案内プレートが見えてきます。

名草巨石群]は、厳島(いつくしま)神社境内の奥、弁天沢の中にありますと、表示されています。

そして、巨石群の特徴は、花崗岩(かこうがん)特有の「玉ねぎ風化」という
風化現象による、丸みをおびた大岩です。

二つ目の鳥居の写真です。
二つ目の鳥居が見えてきました。

いよいよ、巨石群が現れてきます。

巨石群の説明案内版 弁慶の割石についての表示板の写真です。

弁慶の割石の写真です。
「弁慶の割石」です。
角度を変えて見ても、見事な割れ方をしていますね。

このような神聖な巨石は、全国で数カ所におよび紹介されています。

それぞれが「鬼滅の刃」の聖地とされています。(全国で、楽しく盛り上がりましょうね)

名草厳島神社:割れた巨石の写真です。

上の写真と比べると、見る角度によって、巨石の割れ幅が変化しているように見えます。

まるで、巨石が呼吸しているかのようですね。

馬頭観音堂の写真です。
これは、馬頭観音堂です。

「胎内くぐり」の写真です。
「胎内くぐり」で知られている、高さ11m以上の巨石です。

この巨石には、ちょうど一人分の隙間があり、子どものころ、よく潜りました。
(今は、立ち入れません)

名草弁財天についての説明板の写真です。
「名草弁財天の写真です。
「胎内くぐり」巨石の裾に鎮座する「名草弁財天」です。

足利七福神めぐりの一つです。

「安産 子宝 弁財天」と、ありました。

厳島神社の社殿の写真です。
厳島神社の社殿が見えてきました。

社殿から胎内くぐりに架かる橋の写真です。
社殿から、「胎内くぐり」に架けられた橋です。

厳島神社社殿の写真です。
石段を登り、社殿に着きました。

「胎内くぐり」から見た社殿の写真です。
「胎内くぐり」から、社殿方向の景観です。

名草厳島神社:桟橋を渡る人の写真です。名草厳島神社:桟橋を渡る美人

 

名草厳島神社:巨石の間を通る道の写真です。体内くぐり:巨石の間を通る道

人がやっと通れるほどの隙間が空いています。

弁天釣り堀の写真です。
釣り堀のメニューの写真です。
下山して、駐車場に戻ります。 

駐車場の隣には、楽しそうな釣り堀があります。

お子様と一緒に過ごせそうですね。

名草厳島神社(名草弁財天)の詳細は、
<聖地巡礼>「炭次郎が切った岩?」鬼滅の刃と栃木県足利市を御覧ください。

足利七福神めぐり: ②【萬福寺】

萬福寺参道の写真です。萬福寺 参道

<萬福寺:本堂>

萬福寺扁額の写真です。萬福寺:扁額

 

萬福寺本堂の写真です。萬福寺:本堂

 

萬福寺:本堂の須弥壇の写真です。萬福寺本堂:須弥壇

時宗大沼田山金蓮院萬福寺は、七百年以上の歴史ある寺院で、古墳群が散在する大沼田町大坊山麓の地に在ります。

昔、大沼山萬福寺と称し、後に大沼田山萬福寺となりました。

かつては、大沼田全域を一箇寺の大きな寺院でしたが。世代の移り変わりと共に、現在に至ります。

萬福寺:基本情報>

正式名称 時宗大沼田山金蓮院萬福寺
(じしゅう おおぬまたやま きんれんいん まんぷくじ)
七福神 恵比寿神<除災招福・商売繁盛>
所在地 〒326-0011
足利市大沼田町1436
電話
FAX
0284-91-0251
0284-91-0435
アクセス・名草厳島神社から 15.5km 車40分
アクセス 北関東自動車道 足利IC:13分
JR足利駅:車13分 徒歩56分
東武足利市駅:車17分 徒歩70分
駐車場 無料
料金 志納料:300円(1面)
特記事項 御朱印は、1面~6面まで対応可能。
最初の参拝の祭は、阿弥陀如来様の御朱印、2回目胃以降は佛様を選べます。
* 対応日は、SNS(インスタグラム、ツイッター)で予告します。
* 予約は不可です。

<萬福寺:阿弥陀如来の御朱印>

萬福寺:阿弥陀如来の御朱印の写真です。

<萬福寺:恵比寿神と御朱印>

萬福寺:恵比寿神の写真です。萬福寺:恵比寿神
萬福寺 恵比寿神の御朱印の写真です。恵比寿神:御朱印

 

萬福寺:参拝スタンプの写真です。萬福寺:参拝スタンプ

 

恵比寿神

七福神の中で、唯一日本出身の神です。

人々に福と安全を授ける守護神、商売繁盛や漁業、除災招福の神として、
信仰と人気を集めています。

ふくよかな笑顔(えびす顔)が特徴です。

<萬福寺:境内>

萬福寺 阿弥陀如来像と念仏小僧の写真です。阿弥陀如来像と念仏小僧

参道入り口の阿弥陀如来立像(右)と、念仏小僧(左)です。

萬福寺 聖観音菩薩像の写真です。聖観音菩薩像

 

萬福寺 子育て・安産地蔵尊の写真です。子育て・安産地蔵尊

 

萬福寺 十三印塔の写真です。十三印塔

 

萬福寺 六地蔵尊の写真です。です。六地蔵尊

萬福寺は、本堂に向かう参道の両側に、諸仏が鎮座しています。

霊験あらたかな、大坊山のふところに抱かれた自然豊かな寺院です。

萬福寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<⑱ 萬福寺:御朱印がユニーク>を御覧ください。

足利七福神めぐり :③【鑁阿寺】

鑁阿寺「太鼓橋」と「山門」の写真です。鑁阿寺(ばんなじ):「太鼓橋」と「山門」

 

鑁阿寺「山門」の写真です。鑁阿寺:「山門」の扁額

鑁阿寺「本堂」の写真です。「大御堂(おおみどう):本堂」

 

鑁阿寺本堂に続く灯りの写真です。鑁阿寺本堂に続く灯り(足利灯り物語)

鑁阿寺は、鎌倉時代、建久7年(1196)に、足利義兼によって建立された真言宗大日派の
本山です。

山号は、金剛山。本尊は、大日如来です。(源氏、足利氏の守り本尊)

約4万平方メートルに及ぶ敷地は、元々、足利氏の館(やかた)であり、現在でも、
四方に門を設け、土塁と堀がめぐらされています。

平安時代後期による、武士の館の面影が残されており、「史跡 足利氏宅跡」として、国の史跡に指定されました。(大正10年3月指定、現在「日本の名城百選」になる)

寺院としては、鎌倉時代初期、建久7年(1196)源姓足利氏二代目の足利義兼(よしかね)が発心得度し、邸宅内に持仏堂を建てたのが始まりとされます。

義兼の死後、三代目の義氏(よしうじ)が堂塔伽藍(がらん)を建立し、足利一門の氏寺としました。

寛喜元年(1229)に落雷により焼失しましたが、足利貞氏(さだうじ)が禅宗方式を取り入れ、改修しました。

日本の禅宗様式への最初の転換期にあたります。

鑁阿寺 大いちょうの写真です。大いちょう(天然記念物)

鑁阿寺は、春は桜、秋は大いちょうの紅葉が見事で、市民には「大日様」と呼ばれ
親しまれています。

<鑁阿寺:基本情報>

正式名称 金剛山 鑁阿寺
(ばんなじ)
七福神 大黒天<福徳・財宝>
所在地 〒326-0803
足利市家富町2220
電話 0284-41-2627
アクセス・太平記館から 442m 徒歩5分
アクセス JR足利駅:車5分 徒歩10分
東武足利市駅:車7分 徒歩15分
北関東自動車道 足利IC:10分
北関東自動車道 太田桐生IC:15分
東北自動車道 佐野藤岡IC:45分
駐車場 あり(無料)太平記館 観光駐車場

<鑁阿寺:大黒天と御朱印>

鑁阿寺「校倉(宝庫)」の写真です。鑁阿寺: 校倉(宝庫)大黒天

 

鑁阿寺大黒天の写真です。鑁阿寺:大黒天

 

鑁阿寺 大黒天の御朱印の写真です。鑁阿寺:大黒天の御朱印

 

鑁阿寺:七福神スタンプの写真です。鑁阿寺:参拝スタンプ(有料)
大黒天

福徳や財宝を与える福の神として、祀られています。

米俵(こめだわら)の上に立ち、右手に打ち出の小槌、左肩に大きな袋を背負った優しい笑顔の神様です。

大国主命(おおくにぬしのみこと)と神仏習合したものと言われています。

参拝スタンプは、本堂の受付にあります。

有料(100円)で押印してもらいます。

鑁阿寺の詳細については、
国宝鑁阿寺:地元足利から御案内「歴史と伝説の散歩道」

足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<㉝ 鑁阿寺:真言宗 大日派の本山>を御覧ください。

足利七福神めぐり: ④【伊勢神社】

伊勢神社の鳥居の写真です。伊勢神社:鳥居

 

伊勢神社内宮の写真です。
伊勢神社:内宮

 

伊勢神社の祭壇の写真です。。伊勢神社:祭壇

 

伊勢神社 由緒沿革の写真です。伊勢神社:御由緒

<伊勢神社の由緒沿革について>
* 境内の御由緒書は、「途中かすれて読めない部分がある」との御指摘もありましたので、以下に抜粋を示します。

当神社は、社伝によると、足利庄伊勢宮として、皇祖天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)を奉斎して鎮祭され、新田、足利両家の尊崇を受け、

鎌倉時代には源氏、殊(こと)に足利氏、尊氏、持氏、成氏等累代や衆生の人々が連綿と崇敬され、足利尊氏の父貞氏の文書によれば、鑁阿寺の東南にある伊勢宮の勧請は、足利家の武運を祈るためのものであり、先例に任せ怠慢なきようとのしじがあり、この伊勢宮に由来するものと考えられる。それは古く平安時代の仁平元年(1151)の創建と伝えられる。

1845年に社殿を復興造営して、以来1881年、1906年に社殿の再興を行い、1913年には足利町民が挙って、伊勢神宮御用材の「お木曳行事」に斎行して、
御社殿などを造営した。

奉斎(ほうさい):神仏などを慎んでまつること。

鎮祭(ちんさい):諸神をまつり、その土地をしずめ固めるための祭儀。また、それを行うこと。

挙って(こぞって):関係者がそろって、一斉に。

お木曳行事(おきひきぎょうじ):伊勢神宮の式年遷宮で、御用材を両宮の宮域に運搬する行事。

斎行(さいこう):お祭りや祈祷(きとう)を行うこと。

<伊勢神社:基本情報>

正式名称 伊勢神社
(いせじんじゃ)
七福神 寿老人<五穀豊穣・幸福長寿>
所在地 〒326-0053
足利市伊勢町2-3-1
電話 0284-41-5347
アクセス・鑁阿寺から 490m 徒歩6分
アクセス JR足利駅:車2分
東武足利市駅:車10分
北関東自動車道 足利IC:12分
駐車場 無料(15台)
特記事項 オリジナル御朱印帳。直書きのみお渡し可。

<伊勢神社:御朱印>

伊勢神社:御朱印の写真です。伊勢神社:御朱印

 

寿老人の写真です。寿老人
寿老人

にこやかな微笑みをたたえ、
手には巻物をくくり付けた杖、亀を手にのせた姿でも知られています。

巻物は、人名の長寿をしるし、亀は長寿を司る使者とされています。

延命長寿、福徳円満の神とされています。

七福神の写真です。伊勢神社境内:七福神

境内の小さな社には、恵比寿、大黒天、布袋尊などの七福神が鎮座しています。

伊勢神社 参拝祈念スタンプの写真です。伊勢神社:参拝スタンプ

 

境内の手水舎の写真です。手水舎

 

絵馬かけ場の写真です。絵馬かけ場

伊勢神社:外宮(豊受皇大神)

外宮に向かう参道の写真です。外宮に向かう鳥居と参道

 

外宮の写真です。外宮

外宮には、豊受皇大神(とようけのおおかみ)が祀られています。

伊勢神社:月讀宮(月讀命)

月讀宮の鳥居の写真です。月讀宮の鳥居

 

月讀宮の写真です。月讀宮

月讀宮(つきよみのみや)の御祭神は、月讀命(つきよみのみこと)で、天照大御神の
弟神:月を読む神です。

月の満ち欠けは、生命の誕生に深く関わっていることから、子授け・安産・運(ツキ)気上昇の神とされています。

伊勢神社の破魔矢の写真です。伊勢神社:破魔矢

伊勢神社には、オリジナル御朱印帳も用意されています。

まちなかのコンパクトな神社で、私たち市民にとっても、たいへん親しみ深い神社です。

足利七福神めぐり: ⑤【總社 八雲神社】

足利總鎮守 總者 八雲神社の写真です。足利總鎮守 總者 八雲神社

 

八雲神社社殿の写真です。八雲神社:社殿

 

八雲神社の祭壇の写真です。八雲神社:拝殿

 

總社 八雲神社の厨子天神の写真です。八雲神社:厨子天神

 

八雲神社 本殿の写真です。八雲神社:本殿

八雲神社は、およそ1100年ほど前(平安時代)貞観11年(869)、清和天皇により創建されました。

当時、三陸沖で発生した大地震の鎮守のため、右大臣藤原基経(もとつね)に命じて、
須佐之男命2神を祀り、安堵(あんど)を祈らせました。

その東国の第一祈願所として当神社が創建されました。

あしかが輝き大使である、歌手の森高千里さんの『渡良瀬橋』で歌われたことで、全国から参拝者が訪れています。

しかし、平成24年(2021)12月3日に焼失。

八雲神社再建にあたり、伊勢神宮の式年遷宮年(平成25年・第62回)のおり、「天照大神弟神の月讀荒御魂宮」の本殿・幣殿一式と、その一部が
譲与されました。

御社をそのまま譲り受け、移築されることは、極めて希なことで、新たに月讀荒御魂宮が
合祀されました。

そして、平成29年12月9日、10日の2日間、焼失から5年を経過して、復元された新社殿の竣工式が行われました。

式年遷宮(しきねんせんぐう):一定の周期毎に、新殿を造営して、旧殿の神体を移すこと。

伊勢神宮の20年一度の式年遷宮はもっとも有名。

月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)

<八雲神社:基本情報>

正式名称 足利祖鎮守 總社 八雲神社
(そうじゃ やぐもじんじゃ)
七福神 大黒天<五穀豊穣・諸願成就>
所在地 〒326-0816
足利市緑町1-3776
電話 0284-64-8864(奉賛会事務局)
0284-21-8801(社務所)
FAX 0284-64-8864(奉賛会事務局)
0284-21-8802(社務所)
アクセス・太平記館から 2km 車5分
アクセス JR足利駅:車5分、徒歩約30分
東武足利市駅:車4分 徒歩約25分
北関東自動車道 足利IC:車15分
北関東自動車道 太田桐生IC:車12分
駐車場 足利公園 八雲神社駐車場(無料)
拝観・開館時間 御朱印等授与所での対応
9:00~16:00
料金 初穂料:500円
特記事項 御朱印は、基本的に毎日対応可。
(授与所が時間外で留守の場合でも、
社務所にお声掛け頂ければ、宮司が
対応できる場合もあります)

<八雲神社:御朱印と大黒天・参詣スタンプ>

總社 八雲神社の大黒天の写真です。總社 八雲神社:大黒天

 

八雲神社:御朱印の写真です。八雲神社:御朱印

 

八雲神社:参詣スタンプの写真です。八雲神社:参拝スタンプ

 

大黒天

福徳や財宝を与える福の神として、祀られています。

米俵(こめだわら)の上に立ち、右手に打ち出の小槌、左肩に大きな袋を背負った優しい笑顔の神様です。

大国主命(おおくにぬしのみこと)と神仏習合したものと言われています。

八雲神社のお守りの写真です。八雲神社:お守り

「渡良瀬橋」のお守りや、絵馬もあります。

「渡良瀬橋」のデザインは、先代の宮司さん(筆者の恩師)によるものです。

八雲神社 絵馬の写真です。八雲神社:絵馬

 

八雲神社 絵馬掛場の写真です。絵馬掛場

<八雲神社:境内>

八雲神社 手水舎の写真です。手水舎

 

八雲神社 手水舎の龍の写真です。手水舎:龍

八雲神社の鳥居をくぐると、左手側に手水舎があります。

手水舎は、社寺によって、いろいろな特色があって、味わい深く趣がありますね。

八雲神社 藤棚の写真です。森高千里さんが植樹した藤

 

八雲神社 森高千里さんの植樹記念の立札の写真です。植樹記念の立札

森高千里さんは、2013年3月に行われたライブコンサートの前日、「足利一日市長」を
勤められました。

その際に、足利フラワーパークの藤の苗木を足利学校と八雲神社境内に植樹されました。

藤もずいぶん大きくなってきましたね。

森高さんの植樹した藤の詳細は、
足利学校と八雲神社「森高千里さんが植えた藤」はどこにある?を御覧ください。

足利七福神めぐり: ⑥【福厳寺】

福厳字を示す道標の写真です。福厳寺を示す道標

足利公園 八雲神社駐車場にある道標です。

道標には、幅厳寺まで240m、3分とあります。

福厳寺の次に訪問する草雲美術館は、反対方向200m、3分のところにあります。

福厳寺 本堂の写真です。福厳寺 本堂

福厳寺の寺伝によれば、伊豆走場山般若寺の僧「理真」(りしん:足利義兼が帰依していた高僧)により開山されました。

源平合戦に活躍した、足利義兼の妻「時子」が懐妊の折、姉の「政子」の依頼により、理真が足利に来て、当福厳寺で男子変成の祈祷(きとう)をしたと伝えられます。

境内に子安観音があります。

男子変成:変成男子(へんじょうなんし)によります。

福厳寺 本尊 木造 釈迦如来坐像の写真です。木造 釈迦如来坐像

福厳寺の本尊 釈迦如来坐像は、15世紀ごろ(室町時代)の作です。

法量は、像高:52.5cm、膝張り:40.2cm、坐奥:37.3cm、
光背総高:93.5cmです。

釈迦如来坐像は、本堂中央の須弥壇(しゅみだん)上に座しています。本体は檜材寄木造り、表面黒漆塗りで、眼には玉顔が入れられています。

足利市教育委員会 より抜粋

福厳寺 布袋尊像の写真です。布袋尊像

<福厳寺:基本情報>

正式名称 多宝山 福厳寺
(ふくごんじ)
七福神 布袋尊<福徳円満・家内安全>
所在地 〒326-0816
足利市緑町一丁目3270
電話 0284-21-6990
アクセス・八雲神社から 240m 徒歩3分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩25分
東武足利市駅:車7分 徒歩20分
北関東自動車道 足利IC:15分
北関東自動車道 太田桐生IC:15分
東北自動車道 佐野藤岡IC:50分
駐車場 あり(無料)

<福厳寺:御朱印と参拝スタンプ>

福巌寺:布袋尊の御朱印の写真です。福巌寺:布袋尊の御朱印

 

福巌寺:参拝スタンプの写真です。福巌寺:参拝スタンプ
布袋尊

布袋尊は、他の6人の神と異なり、ただ一人、中国・唐の時代に実存した僧侶です。

おおらかな笑顔、何もこだわらない楽天的な生き方が、当時の禅僧をはじめ、人々に
「至福」の象徴と受け入れられたそうです。

笑門来福、夫婦円満、子宝の神として
信仰されています。

参拝スタンプが置かれた本堂の写真です。
参拝スタンプが置かれた本堂

本堂内に置かれた「参拝スタンプ」の写真です。本堂内に用意された「参拝スタンプ」

布袋尊スタンプは、本堂の須弥壇の左隣の部屋に用意されていました。

参拝者に対する、あまりにも丁寧なお心遣いに、言葉にならないほど、感激しました。

福厳寺 布袋尊像の写真です。布袋尊像

 

福厳寺 子安観世音菩薩像の写真です。子安観世音菩薩像

<民話 『福厳寺の子安観音さま』>

『足利の民話』山本倶子(やまもと みなこ)著 随想舎より

足利公園の入り口のところに福厳寺というお寺があります。

ここに、子安観音さまが祀られています。高さ約十センチの子どもを抱いた銀の立像です。

この観音さまにこれからお話しする伝説があります。

源姓足利氏二代目の義兼(よしかね)さまの頃のことですから、今から八百年以上も前のことになります。(後略)

たいへん興味深い民話が紹介されていました。

福厳寺 救世観音菩薩像の写真です。救世観音菩薩像

<福厳寺:子安観世音菩薩堂>

常念寺(次にめぐる寺)の西隣には、福厳寺 子安観世音菩薩堂があります。

常念寺の隣から登る石段の写真です。常念寺の隣から登る石段

 

福厳寺 子安観世音菩薩堂の写真です。福厳寺:子安観世音菩薩堂

 

福厳寺 子安観世音菩薩像の写真です。福厳寺:子安観世音菩薩像

福厳寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
⑧ 福厳寺:義兼公と時子姫の持仏と伝わる観音様>を御覧ください。

足利七福神めぐり: ⑦【常念寺】

常念寺の看板の写真です。常念寺入り口:看板

 

常念寺本堂の写真です。

常念寺:本堂

常念寺 本堂の扁額の写真です。本堂:扁額

 

常念寺:須弥壇の写真です。常念寺:本堂須弥壇 

常念寺は、平安末期、康治2年(1143)の創建と伝えられ、時宗の宗祖 一遍上人の法孫遊行中、荒廃した寺の再建に尽力されました。

本堂は、昭和61年に新築され、布教活動の場として面目を一新しました。

すぐれた仏像の中に、仏法護持の毘沙門天が、威風堂々のお姿で祀られ、足利市内の反映を守護しています。

財宝福徳、子孫繁栄を授け、北門の守り神です。

本堂の厨子には、素戔嗚尊(すさののみこと)、稲田姫命(くしなだひめみこ)御神像二体があります。

スリランカの仏舎利奉安の寺です。

毎年、8月16日 大施餓鬼を厳修します。

施餓鬼(せがき):餓鬼道で苦しむ衆生に、食事を施して供養することで、特定の先祖への供養でなく、広く一切の諸精霊に対して修されます。

<常念寺:基本情報>

正式名称 称名山 常念寺
(じょうねんじ)
七福神 毘沙門天<除災招福・心願成就>
所在地 〒326-0814
足利市通七丁目3094
電話 0284-21-2016
アクセス・福厳寺から 410m 徒歩5分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩23分
東武足利市駅:車5分 徒歩24分
北関東自動車道 足利IC:15分
北関東自動車道 太田桐生IC:20分
東北自動車道 佐野藤岡IC:50分
駐車場 あり(無料)

<常念寺:毘沙門天>

常念寺 毘沙門天像の写真です。。毘沙門天像

<常念寺:御朱印と参拝スタンプ>

常念寺:御朱印の写真です。常念寺:御朱印

 

常念寺:参拝スタンプの写真です。常念寺:参拝スタンプ

参拝スタンプ

毘沙門天

四天王の一仏で、別名「多聞天」とも呼ばれ、甲胃を身に着け、武将の姿で勇ましい顔をしています。

除災招福・心願成就の神とされ、江戸時代以降は、勝負事にも、ご利益ありと崇められています。

常念寺 参拝スタンプとスイッチの写真です。
参拝スタンプとスイッチ
参拝スタンプは、本堂入り口にあります。

平日は、スタンプの隣に押しボタンがあり、ボタンを押すと、本堂内の祭壇に灯りが点ります。 

常念寺 鐘楼の写真です。常念寺:鐘楼

 

常念寺 一遍上人の像の写真です。常念寺:一遍上人像

 

常念寺 馬頭観音像の写真です。馬頭観音像 

常念寺の関連記事は、
足利逆さ川沿い散歩コース:法楽寺、樹覚寺など15名所の御案内
6 【足利逆さ川散歩コース:④ 定年寺】を御覧ください。

足利七福神めぐり:⑧ 【西宮 長林寺】

長林寺 駐車場の写真です。長林寺:駐車場

 

長林寺 参道と山門の写真です。長林寺:参道と山門

 

長林寺 山門の扁額の写真です。長林寺:山門の扁額

 

長林寺 本堂の写真です。長林寺:本堂

 

長林寺 本堂の扁額の写真です。長林寺:本堂の扁額

長林寺は、室町時代の文安5年(1448)足利長尾氏の初代影人の創建によるもので、
大見禅竜禅師が開山し、長雲寺と称しました。

のちの享徳2年(1453)竜沢山長林寺と現在の名に改めました。

長尾氏代々の菩提寺となり、寺運も隆盛しましたが、戦国時代末期、小田原北条家に付いた足利長尾氏は、小田原の陣で、北条家没落と命運を共にしました。

そのため、長林寺も一時衰微しますが、元和元年(1615)に再建され、さらに元禄年間(1688~1704)に別格地となり、明治維新まで多くの僧侶の道場となりました。

長林寺由緒書より、一部引用

長雲寺:勧農城(岩井山)の麓(ふもと)にありました。

岩井山については、
「渡良瀬橋」と「渡良瀬川」に架かる12の橋
14 渡良瀬川に架からない【岩井橋】の神社を御覧ください。

<西宮 長林寺:基本情報>

正式名称 大祥山 長林寺
(だいしょうざんちょうりんじ)
七福神 福録寿尊<幸福・富貴・長寿>
所在地 〒326-0817
足利市西宮町2884
電話 0284-21-5636
アクセス・足利公園 八雲神社駐車場から 1.1km 車3分
アクセス JR足利駅:車5分 徒歩15分
東武足利市駅:車5分 徒歩15分
北関東自動車道 足利IC:15分
東北自動車道佐野藤岡IC:50分
駐車場 あり(無料)

<西宮 長林寺:福禄寿>

長林寺 福禄寿尊堂の写真です。長林寺:福禄寿尊堂

 

長林寺 福禄寿尊像の写真です。長林寺:福禄寿尊像
福禄寿

長い頭、長いあごひげ、大きな耳たぶを持ち、年齢は、数千歳と言われています。

鴨を伴い経巻(きょうかん)を結んだ杖をついているのが特徴です。幸福と富貴、長寿を兼ね備えた招徳人望の神とされています。

<西宮 長林寺:参拝スタンプ>

長林寺:参拝スタンプの写真です。長林寺:参拝スタンプ

福録寿尊のお堂の前に、設置されています。

長林寺 仏足石の写真です。長林寺:仏足石

本堂前にある仏足石です。

仏足石は、お釈迦さまの足跡の彫刻で、釈迦如来を象徴的に表現したものです。
足に手を触れ、親しくお詣りください。

仏足石の碑文 より

長林寺 狛犬の写真です。長林寺:狛犬

左前足で、小さな狛犬をおさえています。

長林寺 狛犬の写真です。長林寺:狛犬

右前足で、玉をおさえています。

社寺にある狛犬をよく見ると、いろいろです。

角がある狛犬もいますね。

長林寺大日如来坐像の写真です。長林寺:大日如来坐像(足利市重要文化財)

 

長林寺大日如来坐像の由緒の写真です。大日如来坐像:由緒

 

長林寺 田崎草雲墓所の写真です。田崎草雲墓所(市史跡)

 

長林寺 田崎草雲の墓石の写真です。長林寺:田崎草雲の墓石

 

長林寺 足利長尾氏の墓所の写真です。足利長尾氏:墓所(市史跡)

 

長林寺 長尾氏歴代墓所名の写真です。長林寺:長尾氏歴代墓所名

 

長林寺 長尾氏歴代墓所の由緒の写真です。長尾氏歴代墓所:由緒

 

長林寺山門前のスイレン池の写真です。山門前:スイレン池

長林寺山門前の心おちつくスイレン池です。

西宮 長林寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<⑨ 西宮 長林寺:間近に見られる大日如来坐像>を御覧ください。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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