キュウリは、ツルに成ることはわかるけれど、
地面に這わせたり、支柱にからませたり・・・。
「キュウリの育て方が、いまいち分からない」
という貴方といっしょに、
キュウリの種まきから収穫までの作業を
リアルタイムで実践し、発信します。
(市販の苗を購入される方は、
<苗の定植>から御覧いただければ幸いです)
たしかに、ネットで調べたり、本を読んだりしても、
なかなか分からないことも多いですよね。
そこで、当コンテンツでは、
栽培しながら生じる疑問や質問などについて、
みんなで解決する場になることを目指します。
そして、あなたも、収穫の喜びを実感することに
なるはずです。
さあ、お子さんといっしょに、
自由研究の感覚で、楽しく、気楽に、
チャレンジしてみましょうね。
目 次
【キュウリ(節成地這)の種】

✩ 早くから多収穫で長く収穫できる ✩
<一代交配種です>
一代交配種:この種で育った実から、
再び種を採って栽培しても、同じ品質の実は、
ほとんど収穫できません。
この品種は、「地ばい型キュウリ」ですので、
地面を這わせますので、ある程度の栽培面積を
必要とします。
[品種名] :うどんこ病に強い節成地這キュウリ
美咲®シリーズ 920473
一代交配 サカタのタネ
[科・属名]:ウリ科 キュウリ属
[原産地] :インド(ヒマラヤ)
[生産地] :インド
特 徴
支柱立てのいらない地這(じばい)づくり用品種
です。うどんこ病などの病気に強く、暑さにも強く、
早くからたくさん収穫できます。枝分かれが多く、
果実は子づるや孫づるにつきます。
<キュウリの種類と果実のつき方>
以下に、キュウリのつると果実のつき方について
まとめました。
少し複雑ですが、参考程度に御覧ください。
なお、実際の作業は、
「親づるは、本葉6~8枚で芯を止め、子づるは
15~20節で芯を止めると孫づるに果実がつきます」
と言う具合に、たいへん分かりやすくなっていますので、
御安心くださいね。
● キュウリの種類とつるの伸ばし方
つるの伸び方 | つるの誘因 |
---|---|
直立型 | つるを支柱やネットに誘引し、 地面に対して、上に伸ばす。 |
地這型 | つるを地面にタイして、平行に 這わせる。 |
● キュウリの雌花・果実のつき方 ①
種 追 | 実のつき方 |
---|---|
節成性 | 各節に雌花がつき果実になる。 |
枝成性 (飛び節成) |
各節ではなく、飛び飛びに雌花がつき果実になる。 |
● キュウリの雌花・果実のつき方 ②
果実の成り方 | 果実のつき方 |
---|---|
節成性・親づる型 | 親づるの各節につく。 |
節成性親づる・子づる型 | 親と子づるの各節につく。 |
枝成性(飛び節成)・子づる型 | 主に小づるの節に、 飛び飛びにつく。 |
枝成性(飛び節成)親づる・子づる型 | 親と子づるの節に、 飛び飛びにつく。 |
<キュウリ(地ばい型系)の特性>
まき時:暖かい地域 | 3~8月 |
---|---|
:寒い地域 | 4~6月 |
収穫の目安 | 果実はやや短めで、ズングリふくらんできたら収穫の適期です。収穫は早めに行い、とくに地這い栽培は、とり残しのないよう注意します。 |
数量 | 36粒~(40粒) |
発芽率 | 90%以上 |
発芽での日数 | 4~6日 |
発芽適温(地温) | 25~30℃ |
生育適温 | 20~25℃ |
* 種数量の( )内は、実際に封入されていた
数量を示します。

【キュウリ(節成地這)栽培場所の準備】
キュウリの育て方のコツは、堆肥を多めに施す
ことです。
キュウリは、堆肥を施した肥沃で、保水性のある
土壌を好みます。
キュウリの成長は早く、肥料切れにならないよう、
はやめに追肥を施しましょう。
● 定植場所の準備:定植半月以上前
場所 | 肥料等 | 分 量 | 耕 耘 |
---|---|---|---|
全面 1㎡ |
石灰 | 2振り | よく耕す |
ウネ 1m |
堆肥 | バケツ 2~3杯 |
深さ15cmの 深さで、よく耕す。 |
〃 | 化成肥料 | 1握り | |
〃 | 油粕 | 1握り |
* 1振り:約40g 1握り:約50g
バケツ1:約1kg
連作障害と輪作栽培の方法は、
渡良瀬橋ブログ「資料集」自然いっぱいコーナー!
1 ⑷ <輪作栽培>(例)を御覧ください。
【キュウリ(節成地這)の種まき】
<種まきの準備>
<種の詰め替え>
乾燥剤を入れた袋に種を詰め替える
種をパッケージから取り出し、乾燥剤を入れた
密閉できる袋に移しかえます。
(乾燥剤は、サプリメントなどに入っていたものを
捨てずにとっておくと再利用できます)
種を移しかえることで、
1回目にまく種の数が把握できます。
例えばキュウリなどは、種まき時期をずらし、
3~4回に分けて栽培すると、長い期間果実を
収穫することができます。
また、1回目の発芽に失敗したときのためにも、
一度に全量をまくことは、おすすめしません。
特に、ゴーヤ、オクラなどの高温を好む野菜は、
発芽温度に注意を要します。
そして、余った種は、乾燥剤入りの密閉できる袋に
保管することで、発芽率は劣りますが、
次年度にまくことも可能です。
<種の前処理>

種をまく前日に、種を活力液(HB-101)に浸します。
希釈:千倍~十万倍(1ℓの水に、1~2滴。
私は、活力剤と言わない理由は、以下のとおりです。
HB-101は、杉、檜、オオバコの抽出液100%であり、
それ以外の原材料が一切使わず、化学処理もしていない
天然の成分だからです。

✩ 森林浴をしているようないい香り ✩
私は30数年、HB-101を野菜栽培やガーデニングの
あらゆる場面において愛用しています。
● 種、根、挿木をうすめた液につけます。
分類 | 種、根、挿木を浸ける時間 |
---|---|
豆類 | 10秒 |
葉菜類 | 3時間 |
花、果菜類 | 12時間 |
米の種もみ | 12時間以上 |
根、挿木 | 1分~12時間 |
球根類、種いも | 1分~30分 |
最初は、ネーミングからして、
なんだか化学薬品のように思えましたが、
天然100%でした。
また、分量に対して値段が高く感じられましたが、
とにかく植物がとても元気になることはもとより、
希釈倍率が高いことからも、たいへんお得です。
<苗床の準備>

日当たりの良い、庭の片隅に苗床を
準備します。
以下に、苗床をつくる作業をまとめます。
手順 | 作業内容 | 備 考 |
---|---|---|
1 | 苗床の場所を決める。 | 日当たりと、排水のの良いところ。 |
2 | 草や大きな石を拾う。 | 苗箱が置けるように。 |
3 | 排水を良くするため、かるく耕す。 | 表面の釣をスコップなどでほぐす。(石を拾う) |
4 | 地面が平らになるように整地する。 | レーキや板などを使い、土の表面をならす。 |
5 | 支柱を立てる。 | 弾力性のある支柱をアーチ状に立てる。 |
6 | ビニールをかける。 | 発芽の適温が十分でない場合は、ビニールをかける。
寒冷地は、さらにその上から、コモをかける。 気温が高くなってきたら、白の寒冷紗をかける。 |
* 苗床の表面に、アラヌカやソバガラを敷くと、
さらに排水性がよくなります。
* コモは、不要になった毛布などを再利用します。
< 昼夜の温度管理が大切です>
● 日中はコモを外します。
● 苗床を換気するため、ビニールの裾を少し開けます。
● 夕方になったら、ビニールの裾を閉じ、
コモをかけます。
<種まきポットの準備>

3号(直径9cm)のポリポットに、
用土を入れます。
理想的な土は、無肥料の「種まき専用土」です。
なお、ホームセンターでよく見かける培養土に
種をまいても、今まで支障はありませんでした。

連結ポットを用いると、用土の無駄がなく
場所もとりません。
また、初期成育における土の容積と発根量の
バランスが良く、幼苗の成長に適しています。
苗の生長とともに、できれば連結ポットから
ポリポットに移植して育苗すると、理想的な
苗が得られます。
今回は、手間のかからない3号ポットに、
直接種をまきました。
<種まきの方法>

できれば、野菜の種類ごとに、
色の異なるポットを使用すると便利です。
まず、ポットに用土を入れ(すりきり)、
ポットを両手で持ち、表面の土を両手の親指で
パタパタと押さえながら、2~3度回転させます。
用土を適度に圧縮し、ポットの8分目程度にします。
ポット内の土を圧縮すると、苗の根張りがしっかりと
充実します。
ポットの中央に、指で穴を開け(第一関節程度)、
種を落とします。
まく種の数は、とりたい苗の数と発芽率を参考にします。
1つのポットに種を複数まくと、発芽後、苗同士が互いに
競い合い、結果として成育が促進されます。
後に、最も元気な苗を残して、間引きします。
種の上にかける土の量は、ニンジンなどの好光性の野菜を除き、
種の大きさ(種の厚み)の2.5~3倍程度とします。
<キュウリ(節成地這)の種まき>

(2022.4.2現在)
ここでは、発芽率がわかりやすいよう、
ポットに種を一粒ずつまきました。
【キュウリ(節成地這)苗床の管理】
<苗床にポットを移す>

種まきを終えたポットを種類毎に育苗トレイに入れ、
苗床へ移します。
育苗トレイの底には、複数の排水穴が付いています。
ここでは、ポットの転倒防止を目的として
育苗トレイを使用しています。
トレイは、水やりの際、
底面に水がたまらないものを選びましょう。
また、ポットに野菜のネームプレートを立てておくと
定植の際に便利です。
<苗床のビニールを下ろす>

日中の天候によって、苗床内の温度や換気を
調節します。
なお、苗床のビニールが新品の場合、
苗の日焼けに注意が必要です。
日焼けの心配がある場合は、ビニールの上を
白の寒冷紗で覆ってやるといいでしょう。
また、ビニールが強風で飛ばされないよう、
ビニールの裾を石などの重しで固定します。
さらに、ビニールの裾を開閉する際に、
強めの洗濯バサミ等を支柱に挟んでおくと、
裾を任意の場所で固定できるため便利です。

<苗床に、コモをかける>

コモの代わりとして、不要になった毛布をかけました。
野菜の種まき後は、発芽温度に注意します。
できるだけ適温に近づけるようにし、
発芽の遅れによる種の腐敗を避けるように
心がけましょう。
<苗床の引っ越し>

(2022.4.4現在)
種まきのタイミングが、良くありませんでした。
種をまいてから2日間、天候が思わしくなく、
曇りと雨の日が続いています。
筆者は、野菜栽培の基本を忘れていました。
「常に、天気予報に気を配れ!」でしたね。
また、明日からも曇りの予報が続いています。
今日の気温(日中)は、10℃でした。
キュウリ(節成地這)の発芽適温との差が
かなり違っています。
コモで覆ったビニール内の苗床とはいえ、
温度が足りません。(過信していました)
そこで、ポットを家の中へ移すことにしました。
野菜名 | 発芽適温(地温) | 生育適温 |
---|---|---|
キュウリ(節成地這) | 25~30℃ | 20~25℃ |
室温は、22℃。湿度は60%です。
ポットを入れた部屋は、エアコンがついています。
種をまいた数が少なくてよかったです。
そうです、このようなハプニングのためにも、
種は、複数回に分けてまいた方が安全ですね。
今回、失敗することも考えられますが、
がっかりすることなく、2回目の種まきに挑戦します。
一日も早く、晴れますように・・・。
<再び苗床にポットを移す>

(20224.5)
午前中、太陽が出てきました。
明日からの天候も、まずまずのようです。
昨日、家の中に取り込んだポットを
再び、苗床にもどしました。
ポットが乾き気味でしたので、
活力液(HB-101)をジョウロに1滴入れて
灌水しました。
こんな日が続くときは、
「苦しい時の活力液だのみ!」とばかり、
まるで、おまじないのように、欠かさず使用しています。

ビニールを閉じて、苗床内の温度を高めます。
そして、地温が十分になれば、発芽するでしょう。
【キュウリ(節成地這)発芽のようす】

苗床に入れたキュウリ(節成地這)が、
発芽し始めました。

(2022.4.11現在)
双葉を虫に食べられたものもありますが、
順調に発芽しました。
双葉の役割は、今後の成長にたいへん重要です。
双葉は光合成の力が強く、苗の成長に欠かせません。
そのため、市販苗を購入する際の目安の一つとして、
双葉の有無がポイントになるのです。

【キュウリ(節成地這)発芽後の管理】

双葉の中央から、本葉が出てきました。
<玉肥の置肥(追肥)>

双葉が少し黄ばんで見えます。
原因は、温度不足、肥料不足、苗床内の蒸れなど、
さまざまな要因が考えられます。
とりあえず、苗床内の通気性を図り、
置肥して、ようすをみることにしました。

球状の肥料で、ポットの大きさや、
植物の状態に応じて、数が調節でき便利です。
また、緩効性であり水やり毎に、少しずつ
肥料が溶け出すため、長持ちします。
置肥の際に、肥料を埋め込む深さによって、
肥料の効き方が異なります。
○ ポット内に置くだけ
○ 半分埋め込む
○ 全部埋め込む
水やりの際に、土に埋め込むほど、
肥料がはやく溶け出します。
<苗の間隔の調整>

(2022.4.27)
苗の葉が展開してくると、
苗と苗の葉が重なってしまいます。

苗と苗の葉が重なり合わないように、
苗の生長とともに、間隔を広げていきます。
<苗床を寒冷紗に代える>

苗床のビニールの代わりに、
今度は、白の寒冷紗を掛けて育苗します。
本葉が元気に展開し始めたころ、
寒冷紗に変えることで、通気性を優先し、
露地栽培に適した苗を育てることを目指します。

寒冷紗を掛けることで、
いわゆる「竹の子梅雨」と言われる
天候不純の時期にも、効果的に対応できます。
● 通気性が良い。
● 虫や鳥による食害を予防します。
● 晴天の日:強光や極度の乾燥が避けられます。
● 曇りの日:保温の効果が得られます。
● 豪雨の日:雨による苗へのダメージが避けられます。
【キュウリ(節成地這)の定植】

本葉が3~4枚になったキュウリ(節成地這)の苗です。

キュウリの苗が、定植の時期を迎えました。
市販苗と比べても、引けを取らないほど立派に
育ちました。
自宅の環境下で発芽し成長した苗は、
むしろ、市販苗よりも環境の変化が少ないため、
植え痛みがありません。
そして、当然、品種名までも明確です。
しかし、市販苗を利用するメリットもありますよね。
そこで、これから市販苗を購入する場合や
自分で栽培した<苗の選び方>について
解説します。
<良い苗の選び方>
○ 良い苗の特徴
キュウリの苗に限らず、一般的な野菜や草花の苗の
選び方について列挙します。
① 茎が太くてがっちりしている。 |
---|
② 葉が厚くて大きい。 |
③ 葉と葉の間がつまって短い。 |
④ 葉がつやつやとして、いきいきと色も良い。 |
⑤ 虫食いのあと、病気の葉、枯れ葉がない。 |
⑥ 根張りがよい。 |
⑦ 双葉(子葉)が付いている。 |
● 良くない苗の特徴
まさに、上に挙げた例の反対と言えますが、
この他に特記すべき点を以下に示します。
➊ ポットの底穴から、根が長く伸びている。 |
---|
❷ 苗がポットの中で、ぐらついている。 |
❸ 接木の子葉、挿し穂の子葉(計4枚)がない。 |
市販苗の場合、できれば品種名が明示してあるものを
選びたいところですが、明示していないものが多いのも
事実です。
専門の種苗店であれば、品種名が明らかになる場合が多く、
表示がない場合は、お尋ねになるとよいでしょう。
また、子葉の色や有無については、苗の育ち具合によって
異なります。
特にキュウリなど、ウリ科の子葉の働きは重要で、
子葉が早期に失われると、その後の成長が著しく不良になります。
<2回目の種まき>
1回目の苗が定植の時期を迎えたら、
2回目の種まきを行いましょう。
そして、2回目の苗が定植を迎えたころ、
3回目の種まき・・・という具合に、
苗を2~4回に分けて栽培します。
こうすることで、シーズン中、いつでも収穫できる
ようになります。
<定植場所に苗を定植>
<苗を配置する>

あらかじめ、準備していたうウネ幅1mの
定植場所に、株間90cmの間隔で苗を配置します。
支柱は、サヤエンドウで使用していた支柱を
一部再利用します。
<マルチをカットする>

定植する位置のマルチをカッターで
十文字にカットします。
<球根植え器を差し込む>

苗の表面の土の高さと、ウネの表面が
水平になるように、掘り抜く土の量を加減します。

<植え穴に希釈水を注ぐ>

植え穴に注ぐ水に、液体肥料とHB-101を
混合します。
希釈倍率は、液体肥料:500倍、
HB-101:1000(1ℓに1~2滴)程度です。
<苗を定植する>

ポットから苗を取り出す前に、ポットにも
希釈水を十分にあげておきましょう。
そうすることで、ポット内の土がまとまり、
苗をポットから取り出しても根鉢は崩れません。
定植の際は、ツルを伸したい方向へ少し傾けて植えると、
全ての株のツルの向きが同じになります。
<定植する深さと、角度について(例)>
○ ナス:ウネの表面より。2~3cm高く(朝植え)植える。
○ ほとんどの野菜や草花は、ウネと水平に植える。
○ スイカなどのツル性野菜は、ツルを伸したい方向に
少し傾けて植える。
○ トマトの1番花の向きが、北か東向きに植える。
定植後、マルチ内の熱風が苗にかからないようにするため、
マルチの切り口を土でふさぎましょう。

<土寄せと追肥>

マルチ栽培の場合は、マルチの裾をまくって行います。
マルチ栽培は、地温を上昇させ苗の生長を促進させたり、
防草したりという効果がある反面、追肥や土寄せの際に
一手間かかるというデメリットもあります。
土寄せと追肥の後、株周りに堆肥を施すと、
地表の硬化や、極度の感想を防ぐことができます。
(キュウリの根は、地表近く這うように伸長するため、
乾燥を嫌います)


一度目の定植と同時に、二度目の種をまいたポットから、
子葉が出てきはじめました。
【キュウリ(節成地這)の摘芯】

地這性キュウリの摘芯は、親ヅルの葉が6~8舞で
芯を止めます。


今後に伸びてくる子ヅルは、15~20節で芯を止めると、
孫ヅルにキュウリが成ってきます。
【キュウリ(節成地這)の結実】

5月の下旬ころのキュウリは、
まだ株全体が充実していません。
写真のように、よく観察していないと、
思わぬところに実をつけることがよくあります。
キュウリの実がついたら、早目に摘みとり
株への負担を軽減してやりましょう。

二回目にまいたキュウリの苗も、
順調に育っています。
【2回目のキュウリ(地這型)の定植】


【キュウリ(地這型)の収穫】

どんどんツルを伸すキュウリ(地這型)です。
いよいよ、本格的な収穫の時期を迎えました。



毎日、数本のキュウリが収穫できるようになりました。
キュウリの実は、夜間に急成長しますので、
よく見ていないと、大きくなり過ぎてしまいます。
特に、地這型キュウリの場合は、
実がツルや敷きワラに隠れ、採り遅れることがよくあります。
<曲ったキュウリはなぜできる?>
考えられるのは、水不足、肥料不足のどちらかでしょう。
収穫が遅れ、大きな実をつけてしまうと、
株が消耗してしまいます。
そして、キュウリの実の真ん中が細くなるのは、
肥料不足です。
キュウリは、水や肥料が不足すると、
実全体に種をつけようとする力がなくなり、
少し種を付けて、その先は成長できず曲ってしまうのです。
【キュウリ(地這型)3回目の種まき】

1回目に種をまいて定植したキュウリが、
どんどん実をつけています。
2回目の種をまいて定植したキュウリは、
まだ、主枝を伸す成長過程にあります。
そして、この段階で3回目の種まきを行いました。
<3回目の発芽>

3回目にまいたキュウリが発芽しました。
今頃の季節になれば、容易に発芽させることができます。
なお、2回目に定植したキュウリの収穫が
少しずつ始まりました。
<3回目の定植>

土が乾燥していたため、ウネに水をまいてから
マルチをかけました。

3回目に定植した株も、順調に育っています。
すでに、株元の葉の脇から子ヅルの芽先が出てきました。
親ヅルは、前述したとおり、
葉が6~8枚になったら摘心します。
今後に伸びる子ヅルは、15~20節で摘心すると、
孫ヅルが発生し、次々に結実します。

1回目に定植したキュウリの株は、
しおれ始めましたが、今も収穫は続いています。
2回目に定植したキュウリも、
毎日収獲しています。
この時期(8月中旬以降)は、
やはり、3回目に定植したキュウリの品質が良く、
葉の色も濃く、実もしっかりしまっています。
みなさんも、私と一緒に野菜栽培を
始めてみませんか。
記事に対する御感想や、御意見、御質問が
ございましたら、コメントいただければ幸いです。
(送信は、ニックネームのみでも可能になっております)
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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